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by ruhiginoue

リビアで飼い犬に手を咬まれたアメリカ

 アメリカなどが反乱をそそのかした拠点であるリビアのベンガジで、アメリカの領事館が襲撃されて大使が殺害されたそうだ。
 まさに「飼い犬に手を咬まれた」ということだ。
 リビアを侵略して石油を強奪するなどの目的でゴロツキ同然の勢力にテコ入れし反乱を起させ、それを民主化を求める民衆の革命だという嘘をマスメディアで流しまくり、それをリビア政府が弾圧したという嘘によって軍事介入し、カリスマ指導者のカダフィを独裁者の汚名を着せ殺害した。
 こうして出来上がった傀儡政権だから、当然の結果だ。こうなる恐れはCIAの方面からも指摘があったというのに、アメリカは無視した。
 「だから言わないこっちゃない」ということで、ロシアの対応こそ正しかったと『ニューヨークタイムス』も論評したそうだ。それをうけてロシアも論評した。同じ間違いをソ連時代にアフガンでしてしまったから、その反省の上に立って警告していたのに、かつてソ連のアフガン介入を批判していたアメリカは耳をかさなかった、と。
 それに、アフガン介入を批判してアメリカはモスクワオリンピックボイコットまでして圧力をかけたが、それならロンドンオリンピックもボイコットされるべきだった。イギリスもフランスと同様に共犯者だからだ。
 ただし、ほんらいはスポーツと政治は別だ。それにロンドンをボイコットしたら日本はたくさんのメダルを取れなかった。また、モスクワの時は、ボイコットに反対したスポーツ界に対し、アメリカの圧力に屈した日本政府は補助金削減の脅迫をして不参加させた。選手たちは泣いていた。この日のために頑張ってきたわけだし、これが年齢などの条件から最後の機会という人だってのだから、当然だ。
 こんなアメリカに、いつまで日本は追従しないといけないのか。もちろん多くの国民はわかっている。それを塗りつぶすように、日本でもマスメディアが嘘を垂れ流している。
 
 


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by ruhiginoue | 2012-09-14 21:46 | 国際