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by ruhiginoue

橋下徹と野中広務の落差

 橋下市長は、朝日新聞への取材拒否を解除する意向であるとツイッターに記したそうだが、おそらく自分に間違いがあることに気付いたからだろう。
 彼は週刊朝日の記事に怒って、その発行元が朝日新聞社だと錯覚したようだが、それを記者会見で指摘されると、発行する出版社に朝日新聞社が出資していたというだけで「トンネル会社」と朝日新聞の記者に向けてデタラメ暴言を吐いていた。
 それを後から確認して、自分の早トチリにバツ悪くなったようだ。だからスポーツの試合にたとえて「ノーサイド」と言い誤摩化した。週刊朝日の側は、不適切な記述があったと認めて謝罪したのだから、橋下のほうも、原因を作ったのは相手方なので謝罪まですることはないとしても、自分に間違いがあったと認めたうえで取材拒否解除宣言をするべきだ。
 そもそも、その記事が不適切だったのは、生い立ちそれ自体が原因で橋下という人の人間性が悪くなったのだから、その子孫も、また同じ出身の人たちも、そうなると受け取られる書き方をしたことだ。
 そうするのではなく、橋下徹という人に限定して、彼は生い立ちとの向き合い方が良くなかったという点を強調するべきであった。そのうえでなら、同じ事実に基づく記事でも趣旨が大きく異なるものとなったはずだ。
 実際に、これまでの橋下は、生い立ちの悔しさをバネにして努力するのはいいが、それで何をしたかと言えば、上昇志向と権力すり寄りと弱いもの虐めとその劣情を刺激しての人気取りであった。つまり政治家になって何かがしたいのではなく、虚名が欲しくて政治家になったということだ。
 これは、同じく非差別地域出身の野中広務が、自民党の実力者となって権力の中枢に食い込んで行きながらも、差別をなくすために政治家になったのだと言っていたのとは、対照的である。
 だから、名門中の名門の出身である麻生太郎から出身地の侮辱をされた野中は、相手が吉田総理の孫で党の実力者であるにもかかわらず、毅然として抗議している。また、その強面にしては戦中派のハト派だったので、それに関した発言をするさいは、自分の立場を悪くしそうな場合でも堂々と発言していた。
 こうした野中とは違い、橋下は、いろいろと週刊誌の記事に食ってかかることなら出来るが、それ以外だと常に強いものに媚びて弱いもの虐めするのであった。
 このたび橋下は遊説先で「けんか」には自信があると言ったそうだが、彼には「けんか」と「いじめ」は違うということが、わかっていない。

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by ruhiginoue | 2012-10-20 17:11 | 政治 | Comments(0)