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by ruhiginoue

弘中弁護士と松本清張『霧の旗』

 依頼できる弁護士が見つからないと悩む人がいるけれど、裁判を始めてから、弁護士が怠慢とか裏切られたと悩んでいる人が、よくいる。
 これについては刑事事件の国選弁護人など最悪で、これだから冤罪が多くて当然だろう。
 それで、弘中弁護士の評判をマスコミで知り、相談したいという人が事務所に電話すると、「うちの先生は紹介がないと受けません」と断られる。
 今日、そんな体験をした人に会った。
 まるで松本清張の小説『霧の旗』だったそうだ。
 この小説の話は、ここで前にしたことがある。
 兄の無実を訴える女性の依頼を蹴った有名弁護士。国選弁護人は被告が無実を主張しているのに有罪を前提に情状酌量を求めてばかり。後から気になって記録を読んだ有名弁護士は、国選弁護士が見落としている数々の無実の根拠を発見するが、手遅れだった。
 映画では最初に松竹が、賠償千恵子主演と弁護士に滝沢修で。次は東宝が山口百恵主演で弁護士が三国連太郎。テレビでは大竹しのぶと二谷英明。安田成美と田村高弘。星野真理と古谷一行。
 こんなに映像化されているのは、当代人気の若手女優とベテラン大御所俳優の共演で話題づくりしやすいからだろう。
 だが、出演者が違っても作品のテーマについては変わっておらず、実際に、未だ改まっていないということだ。

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by ruhiginoue | 2012-11-22 19:29 | 司法