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by ruhiginoue

安倍総理が三宅久之の墓参り

 政治記者から自民党の御用政治評論家になってマスコミで片っ端から荒唐無稽な自民党擁護をすることで金を稼ぎ、他のマスコミ人にも悪い影響を伝染させていた三宅久之の墓を、安倍総理が参り政治への決意を誓ったと報じられた。
 この三宅の言動の酷さはここで言わなくても昔からさんざん色々と言われて来たので、一つだけ最近思い出した映画とからめて述べたい。
 巨匠・溝口健二監督の小品ながら傑作といわれる名作『祇園囃子』は、主演が後に黒川紀章と結婚して一緒に選挙にも出ることになる若尾文子だった。
 彼女が扮する主人公は、芸の華やかな世界に憧れていただけの無垢な15歳の女の子だったが、踊りや歌などの芸を身につけても、本格的にデビューするには高価な衣装など莫大な支度金を世話してくれるパトロンが必要で、その金持年配男性に迫られて驚き抵抗したため大問題となってしまい、彼女を姉のように世話してきた先輩が身代わりを務めることでなんとか収める、という話の展開だ。
 このような悲劇は、現実にたくさんあった。
 さて、ゲイシャといっても実は踊りや歌などの芸は身につけておらず、ただ格好を真似てお酌するだけのコスプレホステスと援助交際していた宇野総理の醜聞について、その後の89年(平成元年)に、相手女性の実名告発を当時鳥越俊太郎が編集長をしていた週刊誌『サンデー毎日』が報じた。
 これをアメリカの有力紙『ワシントンポスト』など外国メディアが「ジャパニーズ・ミニスターとゲイシャ・ガールのセックス・スキャンダル」と煽ったため、野党から国会質問で取り上げられるなどの騒ぎとなり、野党議員の質問にしどろもどろとなる宇野総理の醜態がテレビで放映されるなどした。
 これが影響したようで、自民党はその直後の選挙で議席を大きく減らしてしまい、責任をとって宇野総理は辞任する。
 そもそも宇野総理は自民党内派閥の領袖ではなく、党内での力は弱かった。しかし、当時はリクルート疑獄事件発覚と消費税導入により支持率が急落した竹下登首相が辞意を表明したものの、ポスト竹下と目されていた安倍総理の父・安倍晋太郎ら自民党の有力者は、軒並みリクルート事件に関与していたため身動きが取れなかった。
 そうした事情と、経済キャンダルとは縁遠かったこともあり、宇野総理の就任となったのだった。ところが、そこへ下半身問題発覚となってしまったから、自民党としては大変困った。
 そんなとき、自民党御用評論家の三宅久之は、芸者と旦那の関係だから何も問題がないという事実誤認の擁護をした。そうではなく、コスプレホステスとの「援交」であり、「契約買春」という明白な違法行為である。
 また、仮にパトロンだったとしても、今時そんな封建的な、溝口映画などに描かれる悲劇のある関係は、許されないはずだ。なのに、その認識も三宅にはなかった。
 そんな、しょうもない奴らをマスコミに出して援護射撃させてきた自民党は、今のていたらくになるよりずっと前からひどい集団だったということだ。
 そして、かつて総理になりそこなった人の息子が、ただの七光りで自民党内からも批判されながら総理に復活し、死亡したイカサマ御用評論家を訪ねたというのだから、まるでゾンビがバンパイアの墓参りをしているようで、不気味である。

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Commented by Neutralizer at 2013-01-06 22:14 x
 うまい言い方ですね、『ゾンビがバンパイアの墓参りをする』という表現は。
 当の三宅が出ていた『TVタックル』なんか全く見ていません、あの毒舌王ビートたけしとまさしく茶番劇同然の討論とも呼べない言葉遊びをしているだけですからね。更に先ほどの表現に付け加えるならば自民党がゲーム『バイオハザード』におけるゾンビ化ウィルスをばらまいたアンブレラ社同然、いやそれ以下と言っても過言ではないですね。
Commented by ruhiginoue at 2013-01-06 23:12
 それで思い出したけど、三宅が出てないとき『TVタックル』に出て話したことがあります。
 録画ですが、その番組としては普段と違う感じで医療問題をやっていたとき、弁護士といっしょに。
 貼付けておきます。
Commented by tokumei at 2013-02-11 19:23 x
たかじんと辛坊のアホトーク番組で散々妄言を撒き散らし、田嶋氏はじめほかの人の発言を妨害するアダルトチルドレンぶりに頭痛がしていました。
こんなもん好き好んで見る両親を持った事が恥ずかしいです。
Commented by ruhiginoue at 2013-02-13 15:08
 一緒に出演したことのある鈴木邦男氏によると、番組では共演者にさんざん失礼なことを言っておいて、収録が終わると突然愛想良くなり、さっきは失礼しましたと詫びる等のフォローをしていた、ということなので、まったく商売として意識してやっていたということでしょうね。
 その演技やヤラセを真に受けている視聴者はバカみたいですね。
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by ruhiginoue | 2013-01-05 23:58 | 政治 | Comments(4)