井上靜の気楽な日誌です。気楽にコメントしてください。おたよりも気楽にe-mail:ruhiginoue@excite.co.jpまで


by ruhiginoue

學士會会報の戦争プロパガンダ

 アフリカに介入するフランスを批判するベルギーのジャーナリスト・ミシェル゠コロン氏の談話が、字幕付きでyoutubeに掲載されている。
 少し長いが、興味がある人はぜひ見て欲しい。

ベルギー人ジャーナリスト。ミシェル゠コロン氏のフランス批判 1

ベルギー人ジャーナリスト。ミシェル゠コロン氏のフランス批判 2

 コロン氏が、シリアやリビアについて語っている時も指摘していた「戦争プロパガンダ5原則」が、上記の談話でも強調されている。
 「利害を隠す。歴史を隠す。犠牲者のふりをする、あるいは犠牲者を弁護するふりをする。敵を悪者にする。討論を独占し妨害する。」
 コロン氏は、大手マスメディアを批判しているとともに、そこに登場する御用コメンテーターについても問題にしている。
 公式に発表されたものに疑義を差し挟むと「陰謀論」で片付けようとする人がいる。
 しかし、それ以前に、意見や見解が分かれているなら、両者を紹介したうえで判断できるようにするのが常識であり、それをしないで一方的な宣伝をしていることからして既に、政府とその御用と化したメディアが間違っていることの証明である。
 その指摘は、当然、学術会にも該当する。当然だ。名門官学を中心にした「學士會」の機関誌『學士會会報』2012年発行896号の巻頭に掲載されている山内昌之・明治大学特任教授・東京大学名誉教授の「中東危機の現状」(五月午餐会講演録)など、その典型である。
 それらに対抗し、日本の大手メディアでは報道されていない海外のジャーナリストによる良心的な取材や、それをささやかな抵抗で紹介している外国の一部メディアの報道などを、拙ブログでさえも協力しながら邦訳や紹介をしているくらいだから、そうしたネットや独立系紙誌の活動は、世界的にも活発となっている。
 もちろん、老人ばかりの中では若手の部類となる会員に言わせると、名誉教授なんてとっくに現役を退いた残りカスなので、最新の動向などろくに知らなくて当然だろう。
 ただ、その講演録を読むと、この人はもともと、公式発表された内容をつぎはぎ辻褄合わせするのがメソッドになっていることが明らかで、明らかに事実ではないことをたくさん鵜呑みにしたうえ未消化なまま吐き出しているが、自分は権威あるとされるところに身を置き、また強者に媚びているから、それでもいいのだという慢心が露骨に表れている。
 そして、真実を追及することで平和と幸福を希求しようという姿勢がまったく欠けており、学問とすら言えないものだ。これが横行しているから、学術の世界は空虚で無力と言われるのだ。
 また、他の高齢のセンセイ方も、芸能人なみにドアップの写真を載せ、シワとシミだらけの顔でニタニタしながら自慢話をしまくり、そのナルシストぶりは気味が悪いほどである。
 こんなものをおつきあいで購読させられる若手の研究者たちには、同情を禁じ得ない。  
 
人気ブログランキングへ1日1クリック投票をお願いします
[PR]
Commented by Neutralizer at 2013-01-26 22:59 x
 こういう学術誌は文章も一般人からすれば難しい言葉を連ねて自分の空論を飾り立てているのですから始末に終えません。
 中国の哲学者の一人、韓非子はその空論を徹底的に糾弾していますが象牙の塔になってしまっている学術界はそのことすら分からないんでしょうね。
Commented by ruhiginoue at 2013-01-27 18:59
 講演の収録だから比較的判り易い言葉だけど、そうしたらボロが出まくりです。
名前
URL
画像認証
削除用パスワード
by ruhiginoue | 2013-01-26 17:58 | 学術 | Comments(2)