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by ruhiginoue

冤罪の加害者は真犯人ではく司法

 パソコン遠隔操作の犯人とされる人が逮捕されたが、その報道で『産経』は、誤認逮捕されて大迷惑を被った人たちの家族が、被疑者に「正直に認めてほしい」と言っていたかのような見出しにしたため批判され、後から訂正したようだ。
 その記事をちゃんと読むと、実は、親族らは、これは誤認ではなく真犯人なのか、今度こそ大丈夫なのか、慎重に捜査してほしい、ということだった。
 これと同じことが、松本サリン事件の時にあった。マスコミは「黙んまりの麻原」「河野さん犯人に怒り」と報じて、まるで河野氏が麻原に怒っているような印象づけをしていた。
 ところが、実は、被害者の一人である河野氏が語ったのは、「犯人に怒りは感じているけど、犯人が麻原氏なのかはまだ不明であるし、逮捕されたら黙秘権がある」というものだった。
 つまり、被害者の河野さんが第一通報者だったというだけで警察は犯人と決めつけたけど、その受け売りをしたマスコミは、責任追及の矛先が自らに向けられないように、冤罪の加害者は真犯人であると印象づけようとし、それで、なんとしても冤罪の被害者が真犯人に怒っていることにしたかった、ということだ。
 そんな印象操作をしてみたところで、冤罪の加害者はあくまで司法である。真犯人の加害行為は基の事件についてのみで、他人になすり付ける工作をしたとしても、それに気付こうとすれば気付けたのに騙されたのだから、騙されたほうの責任である。
 そして、報道は共犯となった。この事実は動かせない。姑息な誤摩化しは醜い。


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Commented by Neutralizer at 2013-02-12 22:21 x
 司法は『絶対正義』・『威信』ということに異様にこだわっている結果が冤罪や誤認逮捕を生み出しているのは明らかです。『威信』を失えば犯罪が万延し無法状態になるとでも思っているのでしょうか。むしろ、今の状態こそ無法に近い状態になっていることに司法界の人々(特に中枢にいる人々)は気づいていないでしょうね。
Commented by ruhiginoue at 2013-02-13 15:20
 変な権威にこだわっていることについて『BOX 袴田事件 命とは』という映画が描いていました。
 実際の冤罪事件で、有罪判決に反対した判事が法のあり方を説くと、それに反発した出世亡者の判事が「国立出に言われなくても解っている」と言い、のちに同窓会で「都の西北」と唄っている場面があります。
 官学への対抗意識が反骨精神ではなく出世主義に転じてしまっているというわけです。
 おすすめなのでぜひDVDで。
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by ruhiginoue | 2013-02-12 17:33 | 社会 | Comments(2)