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by ruhiginoue

核実験も拉致未解決もアメリカの思惑ではないか

 「横田さん夫妻 日本は核を持つ北朝鮮に侮られている」
 こういう見出しの報道をTBSのサイトで見たが、そう発言しているところは、その報道の中に無かった。そこは他の部分と違い録画に音声が無く、テロップなどで説明するだけ。勘ぐれば、日本も核で対抗すべきだと言うのに利用しただけかもしれない。それでは報道ではなく世論操作だ。

 そして、第三国からは、こんな指摘がある。

 「モスクワ国際関係大学、国際調査研究所で上級学術研究員を務めるアンドレイ゠イヴァノフ氏は、制裁を発動しても北朝鮮がそれによってロケットや核兵器の製造をやめるわけでないことは、火を見るよりも明らかだと指摘する。」

「米国が悪い体制を打倒するために軍事力を使う以上、北朝鮮にとっては核の盾は生き残るための唯一の担保となる。現在ある国際的な対北朝鮮制裁は全く機能していないのは確かだ。北朝鮮はそんなものと無関係に平穏に暮らしている。」

「この地域に新たな制裁が加えられ、軍事活動が強化されればただ状況は先鋭化し、北朝鮮はますます砦を取り囲まれたように感じるだけだ。こうした状況ではいかなる改革も地域の不安定要因とみなされるため、改革のテーマが議事録からはずされるだろう。」

「ここ数年の経験から北朝鮮との交渉でなんらかの前向きな動きが見られるときというのは、日韓米が態度を軟化させたときのみだということは明白だ。2000年代当初、金大中大統領が北との和平政策をとったときは、急速によい結果がもたらされた。当時北は経済的に苦しい状況にあったが、そのことよりむしろ韓国からの支援が得られたため、北は慎重ながらも経済改革を開始した。また、短期間でG8参加国をはじめとする西側諸国との外交関係も樹立された。」

「日本でさえ、北朝鮮との関係見直しを始めた。2001年小泉純一郎首相はピョンヤンを訪問し、最高指導者の金正日氏と会見を行っている。二国間関係の改善は苦しい景気後退からの出口を模索していた日本に安い労働力と原材料をもつ北朝鮮市場への道を開いた。小泉首相は訪問とともに、両国関係に黒雲をなげかけていた『拉致問題』も解決しようと試みた。これに対し金正日氏は善意を発揮するしるしとして、1970-80年代に北朝鮮工作員が日本人を拉致した事実を認め、数名の帰国を許した。」

「ところが米国が突如立場を厳格化させたため、このプロセスはロジカルな帰結を得ないままに終わり、北朝鮮を巡る新たな状況の先鋭化が始まってしまった。北の経済改革はストップし、逆に核プログラムがてこ入れされてしまった結果、地域の安全には何のプラスにもならなかった。」

 ここから、ロシアがアメリカを牽制する意図を割り引いたとしても、正しい指摘であることに変わりはないだろう。
 この記事の指摘のとおりだったから、あの蓮池透氏の一連の言動となったのだった。最近では福島第一原発で働いていたときの衝撃の告白で話題となった蓮池透氏は、その前は拉致被害者の家族の一人として、これまで最も強硬な意見を主張してきた。
 ところが態度を急変させた。「軍拡の口実にするため、日朝の関係を改善しないようにされてしまい、拉致事件の解決も中座させられてしまった」と抗議の声をあげたのだった。すると家族の会から追放されてしまった。やはり圧力があったのだろう。
 また、あのデビ婦人は、亡き夫の人脈を利用し、個人で北朝鮮を訪問するなどしたためスタンドプレーと批判されたさい、安倍晋三氏らが対北朝鮮を自分の売名に利用してばかりいるため問題が解決しないのだから、それで仕方なく自分に出来ることをしただけだと反論したうえ「マスゴミ」に騙されないでと訴えていた。
 というわけなので、安倍総理を強引に返咲きさせた大手メディアの報道など、信じてはならない。

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by ruhiginoue | 2013-02-18 19:53 | 国際 | Comments(0)