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by ruhiginoue

橋下も西村も稲田も中山も猪瀬も週刊誌レベル

 橋下発言問題で、もっとも喜んでいるのは猪瀬知事だろう。おかげさまで、自分の失言から関心が逸れた。
 この猪瀬知事は、失言をマスコミのせいにする手あかの付いた手法を試みたが、発言を報じたニューヨークタイムス紙から反撃を受けてしまい、事実を認めて謝罪した。これについては、前に当ブログで以下のように指摘した。
 「猪瀬氏は、かつて出演していたテレビ番組での杜撰な取材を、作家で後に長野県知事となる田中康夫氏から批判されると、それに正面きって反論するのではなく、その批判を掲載したのが『朝日ジャーナル』だったことに目をつけ『週刊文春』にもちこみ、これに文春が飛びついたことを利用して『朝日vs文春』の図式にしたてたのだ。」
 「これは姑息だと顰蹙を買った猪瀬氏だったが、売られた喧嘩から逃げることには成功した。こういうやりかたが今回は通用しなかったというわけで、それはやはりオリンピックがらみで外国の有力メデイアが相手だったからだ。つまり井の中の蛙だったことを露呈してしまった猪瀬ということだ。」
 この、井の中の蛙であることについては、橋下市長も同様だ。マスコミのせいにして逃げようとしたが、通用しなかった。ここで外圧を感じた政府は逃げをうった。ところが、最初は橋下発言を批判していた稲田明美行革担当相が、慰安婦は「合法」だったと発言して反発され、韓国は撤回を求めた。
 この稲田大臣も、もとは弁護士である。中国で日本軍が行った蛮行は毎日新聞と朝日新聞の捏造と主張し、賛同者を集めて訴訟まで起こした。ここで挙げられた記事とは、まず毎日新聞が戦時中、中国人を殺したという日本兵の自慢話を掲載したもので、これを戰後に朝日新聞が、そんな話を武勇伝として報道していたと批判する中国人の談話を報じたものだ。
 この訴訟で稲田弁護士は、訴訟の決起集会で、日本を貶める報道は許さないと絶叫調で演説をぶちあげた。この集会では、橋下を援護射撃するつもりで有難迷惑な差別発言をした元弁護士の西村真悟議員を支援する署名あつめもしていた。
 結局、この訴訟は稲田弁護士の奮闘にもかかわらず完全に敗訴となる。しかし、これが自民党タカ派の目に留まって国会議員となり、同じ「安倍チルドレン」の元テレ朝アナウンサー丸川珠代議員とともに、国会で下品な言葉遣いの罵声をヒステリックに叫んでばかり。この度を超した悪ふざけは、自民党内からも特にベテラン議員から、党の品位と評判を貶めると苦情が出たほどだ。
 だめな弁護士が駄目な政治家に転身したということで共通しているが、井の中の蛙ということも同じだ。
 日本維新の会から立候補を予定していた元衆議院議員が、公認を辞退し選挙に出るのもやめると表明したが、それは、橋下代表の女性蔑視と、それを制止しない党では、やっていけないと考えたからだそうだ。
 そういう人が出ても当然だろう。西村議員は離党したが、維新幹部の中山成彬代議士会長は自らのツイッターで、韓国人の元従軍慰安婦が予定していた橋下代表との面談を中止したことを批判し「橋下氏に強制連行の中身を鋭く追及されるのを恐れたか? 化けの皮が剥がれるところだったのに残念」などと侮辱した。
 この中山議員は、国会質問で慰安婦問題は朝日新聞の捏造などと、いわゆるネトウヨ発言をした人である。内容的には、一部の雑誌などに掲載されたことの受け売りである。例えば写真誌FLASHは、橋下代表を田中角栄の再来と持ち上げる記事を掲載した後の号で「すべては朝日新聞の捏造からはじまった」と従軍慰安婦問題を否定している。
 おなじように騒ぐ人は他にも池田信夫とか何人かいるが、その内容が嘘ばかりであることは、すでに多方面から指摘されていて、そのことは史実をちゃんと調べればわかることである。なにより滑稽なことに、従軍慰安婦は朝日新聞より前に読売新聞などが報道していて、報道の内容は言葉づかいも趣旨も大きな違いはない。なのに「朝日が」と言っていればその場はしのげる。そうした奇妙な風潮が一部にある。しかし国際的には通用しないということだ。つまり猪瀬知事と同じである。
 そもそも、国の外交は専門の職能集団に依っている。日本の政府が、優秀な官僚をたくさん抱えていつも仕事しているのに、なぜかこの件だけ新聞一紙を頼りに外交を行ったという非常識は、よく2ちゃんねるなどでも笑い者にされている。それを政治家がやってしまうのが不可解である。補佐する取り巻きはいないのだろうか。

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by ruhiginoue | 2013-05-25 19:47 | 政治 | Comments(0)