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by ruhiginoue

安倍総理は靖国参拝で外国ばかり気にするが

 安倍総理は、靖国参拝で外国からの批判ばかり気にするから駄目だ。
 だからと言って、外国を無視して参拝しろと言うつもりはないし、やはりあの人は統一教会と癒着していると、今さら言うつもりもない。
 この件で、ほんとうに問題なのは、外圧は気にするのに、国内は無視も同然という政治家たちの態度だ。日本では、大臣がその立場で特定の宗教に肩入れしてはいけないと決まっているのだし、それは靖国神社でも統一教会でも、同じことだ。これは外国から批判される以前の問題だ。
 そして、外国から批判されるのは、戦犯を英雄としていることだが、これは日本にとっても問題だ。日本と戦争した国にとっては不快だろうが、日本にとっても、戦争を指揮した政治指導者には、敗戦の責任があるはずだ。
 あの戦犯たちは、戦争自体に反対した人を弾圧しただけでなく、戦争をやるにしても、勝てるように上手くやらなければいけない、という人たちにまで迫害をしていた。だから近衛首相は、陸軍ら強硬派の圧力で辞任に追い込まれて「どうしても戦争するなら、だれか自信がある人がやってくれ」と捨て台詞を残した。
 そして、よく考えもせず、多分なんとかなるだろう、というようにするお粗末の連続で敗北し、悲惨な結果となったのだった。
 それでも英雄として扱われるなら、そんな国は戦争しても勝てない。それ以外の分野でも、外国との競争に負けるだろう。それでいいのか。
 これが一般の兵士なら、気の毒な被害者ではあるけど一生懸命だったから英雄ということにしても違和感はまだ少ないが、それと政治指導者を一緒にするのは明らかに変だ。
 これは、今でいうブラック企業が、とんでも経営の末に破綻し、経営者は夜逃げに失敗して自殺、従業員は、まさか勤め先の経営がこんなひどいとは知らずに働きつづけて、中には過労死した者がいて、それらをみんな一緒に葬り、会社に尽くしたから偉いと讃える、というのと同じではないか。
 それでもいい、と事実上言っているのが、靖国の戦犯を気にしてない人たちである。こういう人たちがいると、日本と敵対する外国は大喜びだろう。

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by ruhiginoue | 2013-08-14 13:49 | 政治