コメントの他に、表示されている著書をクリックしてその感想をアマゾンのレビューに投稿してくださることも歓迎です。おたよりはこちらへruhiginoue@excite.co.jp


by ruhiginoue

戦争に負けて良かったのは何故

 無謀な戦争によって多大な犠牲を出した日本は、そのおかげで繁栄しているのだから、戦争を反省し、戦没者に感謝しないといけない、などと言われきたが、それはどうも辻褄が合わない。違和感を持つ人も少なくない。
 そんなに、負けて良かったのか。勝ったおかげで繁栄し、しかし勝つための犠牲が多かった、というならわかる。そうではない。では、仮に戦争がなかったらどうなっていたのだろう。
 もしも戦争をしなければ、戦前の全体主義が続いたままだったから、犠牲は多くても戦争をして負けたおかげで、支配体制が崩壊し、農地解放や税制改革によって封建制度の名残が一掃された、という人がいる。当時のことを知っている世代の人に多い見解だ。
 しかし、これでは日本人が自らは何もできないということになってしまうし、単に近代化が促進されただけで、それが発展に間接的な寄与をした、という説明にしかならず、納得できない。 
 やはり妥当な見解は、以前から指摘されていることだが、資本主義の特質が決定的な要因だろう。つまり、資本主義とは、国家の崩壊を前提として発展する、ということだ。だから、日本とドイツは敗戦によって経済が栄えたし、戦勝国アメリカは覇権国となったが、このため国の実権を政府ではなく大企業・大資本が持つようになった。
 それに、「あの戦争の犠牲があったおかげで、今の繁栄がある」なんて言っていられたのは、対日貿易赤字で悩むアメリカから「日本は戦艦大和や零戦では負けたが、ソニーやトヨタで勝ったじゃないか」と言われていた昭和時代までのことで、今では、原発、沖縄、TPP、など敗戦で属国となった現実を見せ付けられてばかりだ。
 つまり、戦後の日本の繁栄は、一時の仇花に過ぎなかったということだ。あれは、取り戻そうと思っても、無理だ。それに気づいていないオッサンやオバハンたちなど無視して、若い人たちは自分たちで新しいことをしよう。あまり若くなくても分別がある人は、若い人のように、新しいことをしよう。

人気ブログランキングへ1日1クリック投票をお願いします
[PR]
Commented by 白田川 一 at 2013-08-16 15:45 x
  私なら、昭和期まで残っていた日本独自の伝統と美風・情緒の【復原】に心血を注ぐまで。東京駅の丸ノ内側駅舎が復原したように、プロテスタント連中による否定で失われた【大事なもの】を取り戻すことに情熱を燃やす!!
by ruhiginoue | 2013-08-16 14:15 | 社会 | Comments(1)