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by ruhiginoue

輸血から感染する危険も秘密になるか

 輸血によってHIV感染者が出たことにより、日本赤十字社は、防止のため安全検査の精度向上と感染リスクの高い行動をとっていないかを調べる献血前の問診に力を注ぐが、しかし安全検査には限界があるという報道があった。
 この感染事件について、薬害エイズの被害者であり訴訟の原告で広告塔だったことを売り出して当選した川田龍平議員は、薬害エイズ以来の重大事件だと語ったそうだ。
 つまり輸血にはさまざまなリスクがあり、その一つが感染である。だから輸血はよほどの場合以外にはしないほうが良いことは、医学の常識である。
 これについて、自分もたいへん危険な体験をしている。過日、近所の開業医から、防衛医大病院で受けた手術について、ちょうどその時期に輸血による感染で深刻な被害が出ていたから、特に危険があったという指摘をされた。
 しかし、これはこの老齢の大ベテラン開業医に限らず、ありとあらゆる医師が吃驚仰天するのだが、大量出血する手術自体が危険なうえ、輸血してそのときは助かっても、その後に輸血のリスクがあるから、いったい何の手術かという話だ。
 これについて、皮膚癌の原因となる悪性の患部を広範囲に切除しないと命にかかわるという説明だったが、そうだとしたら手術のやり方が間違っていると専門医が指摘し、そうしたら、執刀した医師は、美容外科の目的だったと言ったのだ。患部は悪性ではなく、メラニン色素により変色していただけで、見てくれが悪いから切除する手術だったと言う。
 そんなバカなことがあるはずないと、あらゆる医師が言う。そのような手術で、輸血が必要になるかもしれない大手術をするのは、医学的に非常識すぎる。当然の指摘だろう。
 しかも、この手術について防衛医大の医師たちからも、批判はあっても賛同はなかった。それに、大学病院では、簡単な処置ならともかく、大掛かりな手術であれば、専門科目の医師たちで合議して方針を決定するものであり、防衛医大でもそうだったが、これだけは違い、執刀した医師が独断で行ったものだった。だから後で問題になった。
 ところが、それで訴訟になったら、執刀医である防衛医大の伊藤嘉恭講師(当時) は、美容目的の手術であるとしながら、患者が希望していないのに医師から推奨したと認めた。そして、防衛医大の直属の上司だった助教授(今で言う准教授)が、自分では絶対にやらない手術だと断言し、東大医学部教授で学会の会長をしている専門医も、適応が無い手術だと指摘したのに対し、独断執刀医は自分こそ日本の第一人者であり、この手術はベストであると断言した。
 講師ふぜいで准教授も教授も批判する蛮勇は大したものではあるが、そのうえ、医学部を出て数年なのに、日本の第一人者であると豪語したのである。また、第一人者にしては、そのとき専門認定医資格を持っておらず、後から取得している。
 だから伊藤講師は、医学的な知識と医師としての実績についての認識の両方で非常識すぎるため、他の医師たちから妄想虚言ではないかと真顔で心配されたのである。

 前と少し重なるが、この防衛医大の手術被害写真
 
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 そして裁判でも防衛医大が自ら非を認めた結果となったのである。後に伊藤嘉恭医師は防衛医大を去り、千葉県の大網で、おおあみ在宅診療所というのを運営しはじめた。千葉県の職員が、あそこはすごい辺鄙なところだと言っていた。そこで、それまで専門と称していたのとは違うことをはじめた。この一方で、防衛医大で伊藤医師の下にいた年下で格下の医師は、その専門分野で順天堂大学医学部の教授になっている。
 こうして、困難な国家賠償訴訟にもかかわらず国が敗訴した背景に、防衛医大の医師たちも由々しき事態と考えて、率直な証言をしたことがある。
 ところが、これも秘密だから漏らした公務員も求めた市民も懲役10年とかいうのだから、恐ろしいことである。こんなことも可能な法案の強行(凶行)採決に協力した野党が、川田龍平議員が所属する党である。
 ここから抗議の離党をする議員たちが出ているが、反対だと言っていた川田議員は、あやふやな言葉を使い逃げていた。
 前に雑誌で批判を書いたが、彼は自分が薬害で苦しんだ経験から、社会を良くしたいという気持ちで議員になったのではなく、病気で差別されて悔しかったから、政治家という虚名を得ることで世間を見返してやろうとしたのだろう。これをステージママが後押しした。しかし、選挙には立候補に年齢の規定があるので、宮沢りえや安達祐美とは逆に母親が先にデビューしたというわけだったのだろう。
 しかし、しょせん「被害者スター」は、広告塔に利用されて使い捨てされるものだ。だから真面目にやろうとすると福田衣里子議員のように、味がなくなったガムのように扱われる運命だ。それは惨めだから、川田は権力の被害者だったことを売りにしながら、権力に擦り寄るのだろうか。

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by ruhiginoue | 2013-11-27 12:40 | 政治 | Comments(0)