井上靜の気楽な日誌です。気楽にコメントしてください。おたよりも気楽にe-mail:ruhiginoue@excite.co.jpまで


by ruhiginoue

ネット上で小沢一郎を支持する人たちの多くは自作自演の偽装工作ではないか

 小沢一郎が大変な支持を集めているのに、それが選挙に反映しないのは得票集計の数値操作など不正があったからではないかという疑惑を語る人たちがいる。
 あのリチャードコシミズを名乗るオッサンの、なんでも片っ端から「インボーだー」は冗談だとしても、昔から選挙の不正は指摘されてきたし、だから自民党が長期政権を維持できたという部分も完全に否定はできないだろう。また、マスメディアが権力に弱すぎて偏向させられ、自民の応援ばかりしているというのも現実だ。
 しかし、それを小沢一郎と絡めて語ると変なことになる。ネットで小沢支持を表明している人たちは、【小沢支持が多数派であるように見せかける】【反自民の分断】【民主でだめなら共産などへ、という流れを止めようとしている】など、そうした工作であって、自分の意思で小沢に共感を表明しているのかは疑わしい。
 そうでなければ、小沢が対米関係や経済や原発について過去にしてきたことと整合性がないことについて、具体的な議論が少しくらいあってもよさそうなものだ。

 これについて、参考になる話がある。
 以下に抜粋引用した雑誌の論説について、書いている石原慎太郎都知事(当時)に対して「他人のことを言えるのか」という突っ込みどころはあるけれど、彼が挙げている事実関係はほぼその通り。みんな知っているはずのこと。知らない人はよほどの無知だ。

 小沢総理なんてまっぴらゴメンだ 月刊WILL 2007年9月号 石原慎太郎(東京都知事)

  若い人は知らないだろうし、年配の方も忘れてしまっただろうけれど、小沢一郎が自民党でさんざん好き勝手をして、大金もつくり、平成5年に自民党を出て新しい政党を作った。それで政界は大混乱になった。その党は新生党という名前だった。

 しかし、金権で倒れた後も、ロッキード事件が起こるまで角さんの作った田中派、「経世会」は、自民党すなわち日本の政治を牛耳ってきた。そのもとで一番、勝手気ままなことをした金丸信という人の庇護の下で、30代で幹事長をつとめ、自民党を壟断してきたのが小沢一郎です。その小沢一郎がさっさと仲間を固めて出て行って、新生党を作った。その時に、田中角栄の金権政治と戦った立花隆さんは朝日新聞にこう書きました。

  《羽田新党とは何か。あなた方は、要するに経世会の分裂した片割れではないか。経世会とは何か。要するに旧田中派ではないか。田中派とは何か。5億円収賄犯・田中角栄をかついで、日本の政治を10年余りにわたって目茶苦茶にしてきた徒党ではないか。
  党外の刑事被告人を領袖とあおぎ、天才政治家とあがめ、田中が右といえば右、左といえば左に動いて、日本の総理大臣の首を次々にすげかえ、数の力であらゆる道理を踏みにじってきた、政治腐敗の元凶のような集団ではないか。あなた方はその中核だったではないか。
  田中が病気に倒れると、看板を経世会とかけかえただけで、田中派時代と全く同じように、金の力と数の力で政治を支配し、権力のうま味を思う存分吸い取ってきたのが、あなた方ではなかったか。
  あなた方のつくったそうした政治構造が、リクルート事件を生み、佐川事件を生み、金丸事件を生んだのではなかったか。いまや政治腐敗の代名詞となった竹下・金丸は、あなた方の大親分ではなかったか。ついこの間まで大親分の集めた黒いカネを喜んでもらっていたのは誰なのか。
  政治改革という錦の御旗を振り回していれば、そういう恥ずべき過去をみんな忘れてくれるとでも思っているのだろうか。
  いま必要なのは、政治改革よりあなた方の人間性改革だろう。その第一歩は、日本の政治を破壊し腐敗させてきたのは自分たちであると正直に認め、懺悔し、反省することである。自分たちの過去にけじめもつけずに、何が新生だ。ちゃんちゃらおかしい》 (1993年6月24日)

 かなり激しい文章だが、しかしこの通りだと思う。
 日本とアメリカの関係の中で、日本をアメリカの経済奴隷にしたのは誰か。金丸・小沢じゃないですか。
  大都市はともかく、地方都市の商店街はほとんど潰れてしまった。そして代わりに郊外に大店舗が出来た。私は自分の選挙区での体験から、こんなものを作ったら商店街は駄目になるとわかっていたし、多くの者が反対した。アメリカの圧力のままに、大店舗法なるものを改悪し、商店街を潰したのは金丸、小沢です。
 それから、やっちゃいけない日本とアメリカの対の経済構造協議というのをやった。
 世界が狭くなってきて、経済先進国同士で問題が起こると世界全体に影響を及ぼすからと、みんなで合議しようということで経済先進国が集まってWTOとかOECDを作った。
  しかし、アメリカは日本の経済に押されて具合が悪くなってきたので日本をとっちめてやろうと、安保条約で恩に着せて、自分達が軍備を使って日本を守ってやっているんだから言うことを聞けといって、バイラテラル(2国間)の経済構造協議をやることになった。
  私達は大反対しました。案の定、アメリカは270項目の要望を突きつけてきた。中にはとんちんかんなものが随分あった。
  私はそれに反対して、140項目の反対案を作った。私が主宰している黎明の会という政策研究会のメンバーには、今は自民党を離れてしまった亀井静香くんや平沼赳夫くんがいました。
  そして私達がそれを発表しようと恩ったら、自民党の最高議決会の総務会が4回潰された。小沢幹事長が命じたんです。会期末だったので、そのまま国会は閉幕。仕方ないから私達は翻訳して、外人記者クラブでも発表した。アメリカは嫌がるだろうけれど、私はやりました。しかし結局、アメリカの無法な要求はいくつか通りました。

  それをいいことにアメリカが何をやってきたか。毎年、日本はアメリカから年次改革要望書というものを突きつけられている。ああしろ、こうしろといろいろなことを言ってくる。
  例えばアメリカの弁護士は水準が低く役に立たないのが多いのに、日本でも弁護士を増やせ、そしてアメリカの弁護士も日本で弁護できるようにしろと言ってきている。あるいは、金融市場をもっと開放しろとも。
  金丸・小沢が牛耳っていた頃の自民党の歴代の大蔵大臣はたいした危惧も持たずに「ビッグバン」「ビッグバン」とはしゃいで金融の自由化をしました。
  今どうなっているか。ヘッジファンドがどんどん出てきて、日本の会社を買い占めて売っている。ハゲタカファンドが日本で好きなことをして儲けている。こんなことを許したのは誰かといえば、小沢一郎じゃないですか。
  そして1991年(平成3年)に湾岸戦争が起きた。プレディというアメリカの財務長官が日本に圧力をかけに飛んできた。アメリカにはカネがないから、日本はカネを出せと言いに来た。
  当時は傀儡政権の海部政権、これは金丸と小沢が作った内閣です。金丸は海部の言うことなんか全く聞かずに、自分で人事をし、内閣を作った。海部は総理にしてもらっただけで、人事は何もできなかった。
  その海部内閣の主要閣僚、外務大臣・中山太郎、大蔵大臣・橋本龍太郎、通商産業大臣・武藤嘉文、内閣官房長官・坂本三十次の4人で紀尾井町の「福田屋」という料理屋で接待したら、ブレディがいきなり40億ドル出せと言った。
  4人はぶったまげて「そんなカネは急には出せない」と断った。ブレディは繰り返し3回言った後、「駄目なら俺は帰るぞ。駄目なんだな」と念を押した。
  「よしわかった。これで日米関係は悪くなる。あんた方の責任だ。もう1回名前を教えろ。中山、橋本、武藤、坂本だな」。
  そうしたら慌てて一人が立ち上がって「ちょっと待ってください!」。恐らく宣房長官の坂本でしょう。そう言ってある人に電話をかけた。
  当然、相手は幹事長の小沢です。その後には金丸がいたろう。小沢が相談して、金丸が「それじゃあ出してやれ」となって、40億出すことになった。

  ブレディは日本に4~5時間しかいなかったのに40億ドルせしめて帰ってきて、ワシントンで記者会見をした。
  記者会見で、記者が「あまり機嫌がよくないけど、日本はやっぱりカネを出しませんでしたか」と聞いた。ブレディは「出したよ」と答える。
  記者が「不機嫌なのを見ると、額が少ないんですね? いくらなんですか?」と聞かれて、ブレディが「40億ドル」と言ったら、みんなぶったまげた。
  日本に数時間しかいなくてそれだけのカネが取れたのなら大成功じゃないですか、と言われたブレディがニヤッと笑って「俺は2日かかると思ったんだが、アイツらちょっと脅かしたら4時間でカネを出した。だったら最初からもっとふっかければよかった」。こんなことまで言われていたんだ。
 その後、さらにアメリカは90億ドルを要求してきた。さすがにこれは内閣の一存では決まりませんから、9月に臨時国会を開いて、結局、合わせて130億ドルを出してアメリカの戦争を助けた。
  ところが出した直後に戦争は終ってしまった。カネをどう使ったか報告がない。日本にキックバックしたという噂があります。日本のメディアはやる能力も覇気もないから調べられない。アメリカ人の2人の記者が書きました。そのカネが誰にいったのか。想像に難くないけれど。
  そして、それからすぐ小沢一郎は党を割って出て行った。

 小沢・金丸は何をやったんですか。アメリカに約束した8年間に430兆のカネを無駄遣いして日本の経済力を弱めた。
 430兆のカネを使って何をやったか。沖縄の経済需要の全くない島に5万トンのコンテナ船が着くような港ができている。市長が自慢して見に来てくれと言われたけれど、船が来るのかと聞けばニヤニヤ笑うだけ。
 北海道で熊や鹿しか出てこないようなところに道路を作った。その先に街なんかありゃしない。そういう馬鹿なことをやった。みんな国民の税金です。そのため国債も発行した。それで日本の財政はガタガタになってしまった。

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Commented by keitan020211 at 2013-12-20 19:22
 私は商店街が栄える経済って駄目と思います。
 都会で暮らしていると商店街とは恰も当然にあるものであり、どこにでも同じようなものがあると思ってしまいますが、
田舎町に商店街は必要でしょうか?
 田舎はどこへでも車で行けます。草原や湿地の中までは入れませんが、一つの店に駐車場があり、幾つかの店を回れば買い物はできるのです。商店街は要りません。
 それが国の大半の地域です。
 都会でも、商店街に店が並び商店会を形成している必要はないのです。明確な意思決定や情報の通達の在り方もなくただ桜吹雪のように気分で地域の結束があるかのように思い込むのは政治にも影響が良くないです。
 外国に付け入られる隙というのもそのような在り方から来ています。
 なので資本参加と取引の自由と公正さえあれば商店街のような形式主義(フォーマリズム)はなくても済みます。
 子供心に見た街の姿にも、商店街の店は押し並べて感じが悪く、そうではない、団地の外れに立っている店は感じが良くて行くのが楽しみでした。蕎麦屋も商店街の店は不味くて店が汚い。
 自分達が停滞を助長しておいて景気を良くしろ、中小企業対策をしろなどと言っていてもゴネが過ぎます。
Commented by keitan020211 at 2013-12-20 19:23
 昨日社長が殺害された王将の本社は山科と言う田舎にあります。1号店は四条大宮の商店街であり全国の商店街に店は多いですが肝心要の処には形式主義に堕さないものがあります。
Commented by ruhiginoue at 2013-12-20 20:03
> keitan020211
 全体の趣旨が不明瞭なのですが、悪い人たちに付け入られる隙があったということが主だと解釈しました。
 そういうことは確かにあり、いい例が農業だけど、同様のことが他の分野にも言えます。
Commented by 次郎くん at 2013-12-21 01:18 x
主宰者様の推理に全面的に賛成です。
確かに「与党は共産党と宮本顕治派でさえなければ誰でもいい、
無辜の人民を虐殺した特高刑事が権力の座についたとしても
日本共産党や宮本派を与党にしないように働いてくれるならば
それ以外の行動については全て目をつむる」と公言した
「自称新左翼」の連中が存在するくらいです。
その連中の一員があの「救援連絡センター」であり
そこの事務局長である、山中幸男さんです。
あの人たち、ネトウヨどもに「名義貸し」しててもおかしくないくらい
「日本共産党と宮本顕治」に憎しみ抱いておりました。
Commented by ruhiginoue at 2013-12-21 14:05
 「救援連絡センター」には、共産党系の「国民救援会」と縄張り争いの感覚でいる人たちがいますね。
 それは駄目とは言わないけど、だからと言って「自民党よりもアメリカ帝国主義よりも独占資本よりも、日本共産党が憎い」という本末転倒した発想になっているのが困ったものです。 
Commented by りくにす at 2013-12-22 16:02 x
思い出しました。
無駄な道路、無駄な箱物を乱造したせいで「公共事業」と公務員が市民から嫌われる時代となりましたね。おかげで道路や橋が古くなっても修理や架け替えの予算が降りにくくなったとか、なにかあると公務員が国民の敵にされるとか。
これまた新自由主義者の深慮遠謀だったのでしょうか。
Commented by ruhiginoue at 2013-12-22 23:47
 レッテル貼りは建設的ではありません。
 ぶんどり合戦より必要性をほんとうに吟味して判断できるようになることが求められていたはずでした。
Commented by とおりゆく侍 at 2013-12-25 09:29 x
  文章が長すぎる!!だらだらと御託を並べているようで、胸糞悪い。経世会を悪く言うようではあるが、それならば何故、清和会を断罪しないのか?今の時代では、清和会が自民の党組織を私物化しており、こいつらによる悪政が実に始末が悪い。
Commented by ruhiginoue at 2013-12-25 22:05
 これでも石原氏の書いたものから一部だけ抜粋したのです。
Commented by 自称悪徳業者 at 2013-12-28 07:40 x
>keitan020211氏

ならば地方に都市は必要ありません。
すべて散村にして人口を分散してしまえばいいのではないですか?
あなたのコメントからは車を使えない学生や高齢者への思いがまるで伝わってきません。あるのは「今の自分が便利であればそれでいい」という独善的な価値観のみです。
Commented by 次郎くん at 2014-12-10 12:01 x
不正選挙はあったのではないでしょうか。小沢監督と安倍党首(当時)の談合で「石原慎太郎内閣を潰すためなら、生活の党の本来獲得できた衆議院獲得合計犠牲110議席は、不意打ち名人ミヤモトムサシを使って自民党に禅譲してもいいよ」と。小沢監督のここ数年の親中親露の姿勢は、上海協力機構に大甘な現天皇猊下の見解をそのまま意を汲んで実践しただけとも取れます。
昭和猊下時代からの自民党支持者は、今の天皇猊下は左翼だから、石原慎太郎大統領誕生こそが昭和猊下の意を汲んだしたたかな独自外交かつ中道政治の実践だと思ってる高齢者の男性は結構多いです。しかも会社での成績は優秀で禁欲主義者が多いのも特徴です。
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by ruhiginoue | 2013-12-20 18:03 | 政治 | Comments(11)