井上靜の気楽な日誌です。気楽にコメントしてください。おたよりも気楽にe-mail:ruhiginoue@excite.co.jpまで


by ruhiginoue

靖国神社に参拝するのは怨念の恐怖と後ろめたさ

 かつて、國學院大学の神道学科(現、神道文化学部)の助教授(今で言う准教授。後に教授)が指摘して神社本庁を怒らせてしまったとおり、もともと靖国神社には、戦死者が生き延びた人に祟らないよう怨念を鎮めようという信仰が影響していた。表向きは、国に命を捧げた英霊を称えているけれど、その底には、運または要領がよくて生き延びた人および子孫が出世したら、大量の戦死者たちの中から「おまえらだけ良い思いをしやがって」と呪う霊が出てくるのではないか、という不安があった。

 この観点からすると、敵国に寝返りA級戦犯から属国宰相になった祖父の七光りで総理になった安倍総理が、死者の霊を恐れるのは当然だろう。
 また、その安倍総理の祖父・岸総理は、安保のさい、心配や不安から霊能者に相談していた。この霊能者のことは、今ではあまり語られることはないが、当時は若い女性であることも話題となり売れていて、駆け出し時代の中曽根総理など何人かの有名な政治家の相談にも乗っていたと、後に当人がテレビで「霊界」の話が好きな俳優・丹波哲郎からインタビューうけたさいに語っていたから、けっこう有名な話である。
 しかも、その番組で一緒に紹介された男性の霊能者は、悪霊を排除したり浄化したりすることで、安倍総理を悩ましている難病などの重い病気を治してしまう、というのを売りにしていた。つまり、安倍総理のように重い病気に悩まされる人は、怨霊が取り憑くからであり、祖先の因果ということだ。

 これでは、どんなに批判されても、靖国に参拝しないと気が済まないはずだ。そして問題なのは、そういう発想を実際にしているかどうか、ということではなく、そういう発想をしても当然な後ろめたさを抱えた人たちが、政治の中枢にいる、ということだ。


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Commented by H.KAWAI at 2015-08-17 17:13 x
○菅原道真が北野天満宮に祀られているのも、崇徳上皇が白峯神宮に祀られているのも、いずれも祟りを恐れての事ですよね。
○でも、靖国神社に祀られているのは一般兵士であって、天皇や上級貴族のような世に災いを為す程のパワーは持っていません。
○これはきっと、かつての武士と異なり、官軍の兵士は戦死してもこれといった褒美が貰えないので、慰撫する為に神として祀る事にしたって事ですよ。
○九段の母にありますよね。「空をつくよな大鳥居 こんな立派なおやしろに 神とまつられもったいなさよ 母は泣けます うれしさに」、コレですよ。
Commented by ruhiginoue at 2015-08-17 20:44
 それについては、かつて「自衛官合祀訴訟」があります。
 殉職自衛官が自衛隊系の団体により勝手に護国神社に合祀されたことを、クリスチャンの妻が訴訟に。
 結局は最高裁が逆転させ妻の敗訴とし、妻は最高裁はよくいわれるように媚びたと批判し、逆転判決の理由とは権力に対し個人が寛容になれということで、逆立ちしていると法曹からもマスコミからも批判されました。
しかし、大国は軍隊の福利厚生とか奨学金などの特典とかアメリカなら移民にグリーンカードとか、いろいろ充実しているけれど、日本は経済大国といってもニワカで脆弱だから、精神論しかないと指摘されました。だから許してやれと。
 まるで時代劇の「隠密同心、死して屍拾うものなし」を「あり」にしたと笑い話にされましたが、つまり靖国神社とか護国神社に依存するのは日本が大国でないから精神論しかないということです。
 湯島天神の近くの東京大学に入った人は、だいたいが塾とか家庭教師とか中高一貫校のおかげで合格し、それができない貧乏な人が、しかたなくお守りとかお札という安上がりな気休めをするのと同じです。
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by ruhiginoue | 2015-08-15 12:36 | 政治 | Comments(2)