井上靜の気楽な日誌です。気楽にコメントしてください。おたよりも気楽にe-mail:ruhiginoue@excite.co.jpまで


by ruhiginoue

まだ、この世に借りがある

 日付が変わって、年も変わったけれど、何かあるかというと何もない。

 ところで、映画『風と共に去りぬ』の最後でTomorrow is anotherday.と主人公が言うのを、日本公開直後は「明日は明日の風が吹く」と訳していたが、これは本来「時間が経過すれば情勢が変わる」という意味だから、題名とひっかけているだけで誤訳だという指摘され、かなり前から「明日に希望を託して」と訳されてきた。「明日がある」「今日までとは違った日にしよう」との意気込みというわけだ。

 これに対してTomorrow is just anotherday.という言葉がある。これは丁度のjustが付くことで、それ以上でも以下でもない、つまり「ただの」ということで、「明日なんてただ日付が異なるだけ」だから何も変わらないという諦めの意味になるらしい。そういう歌詞がある。

 この語呂合いが正しい解釈なら、justが付くか否かは意志次第ということだろう。日付が変わっただけでも、投資していた配当があったり、定期預金や保険が満期になるという人もいるし、借金が時効になったので夜逃げ先から自宅に帰れる人もいるだろう。執行猶予が取れたから車の運転をしようとかデモに参加しようという人もいるだろう。
  
 では、今年はどうするか。
 
 「まだ、この世に借りがある」とはワーグナーの言葉だったと思うが、彼は自分が充分に認められず絶望して死のうとも考えたらしく、墓の碑銘は「才能があって努力もしたのに、ものにならなかった無様な男、ここに眠る」にしようと思っていたけれど、まだしなければならないことがあるので死なないでおこう、ということのようだ。
 これは、これまで色々な人から世話になってしまい、その受けた恩を返す責任がある、という解釈もできるが、よく報復するという意味で「この借りは必ず返す」と言う場合もあるので、怨恨とか復讐を果たすまで執念で生きるということでもある。
 これについて、自分も同様だ。どちらの意味でも。

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Commented by 次郎くん at 2014-01-02 15:58 x
主宰者様、皆様
女優専門バカの高峰秀子さんにはだまされないで下さいね、早稲田法学部卒業のワタクシの叔父貴や鈴木邦夫先生は自叙伝「私の渡世日記」を鵜呑みにして「当時のアメリカの国力ってスゲー、日本が戦争に負けることの象徴的映画だ」と思い込みの羅列でしたが、全くの思い違いですよ。
この風と共に去りぬの第一部は低予算特撮映画で、総制作費はヤマトホテル(戦艦大和の愛称です)の1%もかかっていず、一度もアメリカ南部ロケにも行ってません。

本物の映像美術を楽しみたいならアイルランドロケを敢行した1990年制作の続編に限ります。出典は「映画SFX大全集」というCS番組で池田憲章さんが解説していて、私もレンタルヴィデオで正編も続編も借りてみたところ、似たような感想を抱いたのももう15年以上前になります。
Commented by 次郎くん at 2014-01-02 16:11 x
誤解ある書き方をして申し訳ないのですが、私が本当に批判したいのは高峰秀子さんの思い込みを鵜呑みにした早大OBの叔父や鈴木先生ではなくて
ロクに日本の特撮以外の世界には無知蒙昧なくせに、円谷プロの作品を少し見ただけで「円谷英二は特撮の神様」とか「ウルトラセブンは日本特撮ドラマの最高傑作」とアホぬかす連中に、昔のソ連やアメリカ映画、現在だと中韓の映画や連続ドラマの特撮技術の方が格上だという動かせない事実を首根っこ抑えて見せ付けてやりたいです。
Commented by ruhiginoue at 2014-01-02 21:12
 戦艦大和は生活設備が豪華でホテルといわれたほどで、建造費は物価換算方法によって差があるけどだいたい1000億円くらいといわれているから、その1%なら10億なので当時の映画としてはなかなかの製作費では?
 それはともかく、テーマはこの映画それ自体ではなく、ただセリフを引き合いに出しているだけですから。
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by ruhiginoue | 2014-01-01 16:51 | 雑感 | Comments(3)