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by ruhiginoue

大島渚の変節について

 50年前にテレビ放映された『忘れられた皇軍」』。
 日本軍の軍属として戦い、腕や足を失ったり失明したりと身体障害者になったが、日本政府から補償も恩給もない韓国人たちの姿を捉えた衝撃的な、大島渚監督によるドキュメンタリーだった。
 その後も大島渚監督は、映画『ユンボギの日記』など日韓関係に拘る映画を作り、フォーククールセイダーズ主演の『帰ってきたヨッパライ』では、題名の曲より『イムジン河』を意識して日韓関係を中心としたドラマとしており、さらに『絞首刑』では、在日朝鮮人の死刑執行に失敗した後、死刑囚が自分の罪を被害者に詫びながらも、日の丸を指差して「この旗の下で裁かれることは拒否する」と言う過激な描写まで展開した。
 しかし大島渚は、国際的に作品が評価されてから社会派の仕事をしなくなったと批判されたが、それでも『戦場のメリークリスマス』では原作にない脚色をし、父が在日という歌手のジョニー大倉がふんする朝鮮人軍属カネモト(もとはキムだったのだろう)を、ビートたけしの軍曹がいじめまくる場面を作った。
 最近『忘れられた皇軍』が久しぶりに放送されて「大島渚って立派な仕事をして、偉かったんだね」と感心しているツイートも見かけるけれど、その立派な仕事をした人の変節と晩年の酷い言動を忘れてはならない。テレビタレント化してしまい、社会派の仕事をしなくなっただけでなく、テレビでも雑誌でも昭和天皇を「陛下」と呼び、戦争がらみで擁護発言を連発していた。もともと、そのような人だったのではなく、今までさんざん批判していた相手なのに、ということで問題だ。
 こうした変節の文化人は多い。

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Commented by at 2014-01-22 00:12 x
 こんばんは。今回の件、天才軍師小泉の策に嵌められて脱原発派の一部が千載一遇と浮き足立って分裂したと見ていました。
 河合弁護士は”橋本君は脱原発”と押した人ですし、集会で「自民党支持者に聞く耳を持たすには小泉を利用すべき」との戦術を開陳していましたから、理解はできます。広瀬は悪人ではないでしょうが変な人で、陰謀好きですから、こんなもんかと。また、たんぽぽ舎やテントの方は、”チャンス”に目が眩んだんだなあと受け止めています。
 
Commented by at 2014-01-22 00:13 x
 続き
しかし、鎌田さんには心底驚きました。細川・小泉・小沢の小選挙区制だの構造改革だの憲法の掘り崩しだのによって、経済的にも政治的にも奈落に転がり続けているわけで、この間何十万もの人たちが理屈もわからぬままに恨みを呑んで殺されてきたわけです。私の理解の範囲では、これを厳しく批判してきた方であり、運動の現場にも立ち続けてきた方だと思っています。それが宇都宮さんを切って”虐殺者”を信用・当てにしてそちらについたので、驚いています。
 しかし、鈍い私をよそに深層では変節・堕落していたのですか。よろしかったら、具体例を幾つか教えてください。

Commented by at 2014-01-22 00:13 x
つづき
 とはいえ、小泉の策は凄い。(1)郵政選挙のように、脱原発と言う実はフェイクな争点を作り、つつかれたくない生活・生存にかかわる他の争点・問題を吹き飛ばした。(2)2人目の脱原発候補を作り、何の言質も与えぬまま、気配値だけで、脱原発派を分裂させた。(3)枡添(自民党花組)対細川ー小泉ー小沢(自民党星組)の構図を作り、どうころんでも自民党が勝つようにした。(4)分裂させた脱原発派には、わだかまりが残り、TPP・共謀罪・国家安全保障基本法・社会保障などでの共闘に影響が出るように仕込んだ
 宝飾加工の方は、金槌で叩いても割れないダイヤモンドの結晶の”目”を的確に見出し、鏨を当てて美しく割り欠いていくといいます。小泉一派には政治的な”目”が見えるのでしょう。
 ”オレオレ詐欺師”はそれなりに経験豊富で日ごろは賢い老人たちを手玉にとるのですから凄すぎます。
 たとえ、細川が当選しても原発について直接的な権限はないでしょうし、反・反原発ゆえに前回宇都宮さんを押さなかった民主党が押しているのですから、脱原発に向けて熱心に動くとはまったく思えません。
Commented by ruhiginoue at 2014-01-22 22:02
 鎌田慧は週刊金曜日で他人の取材に便乗して偉そうなことを述べていたりしてましたし、ネタ切れでとっくにジャーナリストを実質廃業していました。
Commented by L at 2014-01-22 23:52 x
 ありがとうございます。[痛憤の現場を歩く]辺りは良かったのですけどねえ。また、佐野真一よろしく、データマンとか雇っているのですか。
 ネタ切れといえば、このところの彼の文章は自分の昔のルポがかなり元になっていますね。沿革・経緯がわかって為になると思っていましたが、取材力が落ち、かつ洞察力が難しくなっていたということですか。悲しい話です。
 スタイルは違いますが、「もし、本当に戦争を止められるなら、よこしまな取材対象者を殺す」という腹をくくった斉藤貴男さんに期待します。でも、活動家と言うわけではないから、代わりにはなりませんが。
Commented by ruhiginoue at 2014-01-23 08:40
 同じ話題について、鎌田氏はまるで自分の仕事のような態度で、いっぽう斉藤氏は頑張った後輩を称えながら語っていました。
 
Commented by 次郎くん at 2014-01-23 19:52 x
結局は、上記の人たちも、良心的記者や良心的作家を装った、秘密警察の警官で、世間の皆様の信頼をある程度勝ち得た時点で君子豹変したのではないでしょうか。あまりにも「陰謀論的」というか脳筋的に単純化し過ぎだと、ワレながら思っているのですが。

単なる老化による痴呆症であり、病識のないキゲキの段階経過に過ぎないのであれば、それはまだマシな事態なのですが、某秘密警察組織によって本物は暗殺されていて、偽物がなりすましている可能性はないのでしょうか?あの連中「自然現象」の範囲内で装うのは得意分野ですから。
by ruhiginoue | 2014-01-21 22:54 | 社会 | Comments(7)