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by ruhiginoue

佐高信は変節者転向者ではなく似非左翼の金の亡者の捏造屋

 都知事選挙での、佐高信の細川支持と他候補への侮辱発言が問題になっている。
 佐高信は左翼だったが変節したのではないかという人もいるが、そうではない。
 もともと彼は『現代ビジョン』という総会屋雑誌の編集長だった。この雑誌名はおそらく『現代の眼』の真似だろうが、同誌は新左翼を標榜する総会屋雑誌で、反権力・反体制・反共を掲げていた。
そして80年代に入ってから、商法改正によって企業に無心しにくくなって潰れたのだった。
 こうした雑誌は、企業を批判してみせ反体制を装うが、批判をされたくなければ―と言って、まとめ買いや広告によって利益を得、企業にとってウザイ共産党も批判する、というやり方だ。
 これを知っていると、佐高の言動は不思議でもなんでもない。細川元総理を応援する小泉元総理は郵政民営化の中心だが、このさいヤマト運輸の社長は自社の商売に有益だからと後押ししていた。そして佐高は、ヤマト運輸は役所と喧嘩できる勇敢な会社であり、経営者は労働組合の大切さを理解していると言って絶賛していた。
 この一方で、ヤマト運輸はサービス残業により一日に数億もの不正な利益をあげているとして問題になり、もっとも強く告発したのは共産党の機関誌『赤旗』だった。
 この他にも、佐高は企業批判を売りにしながら、悪徳経営で問題になっている会社と経営者を賛美している。ソニーについても、ワタミについても、そうだ。
 そして、本多勝一が他人に押し付けられたと講演で語っていた『週刊金曜日』を引き継いだ佐高は、ここでインチキな共産党批判をしていた。特に酷かったのが、『ナニワ金融道』で知られる今は亡き青木雄二が、自分は唯物史観だから無宗教であり、正しいのは共産党だけであると言ったのに対し「共産党には宮本顕治という神がいるじゃないか」の一言で黙らせてやったと自慢していた。
 これは明らかに捏造である。少なくとも曲解である。青木雄二は著書にも書いているしインタビューでも述べているが、その当時、細川新党ブームが話題で、しかし、いくら政治改革を標榜しても、資本主義の抱える根本的な矛盾に言及しないのでは政治経済の改革は無理だから、消去法で正しいのは共産党だけだと、青木雄二は言っていたのである。
 それに、青木雄二は選挙で共産党を応援したことはあるが、党員であったという話は無かった。共産党の議員や赤旗の記者に訊いたことがあるけれど、青木雄二が入党したという話はまったく聞かないし、選挙で応援してくれる有名人だからありがたい存在というだけだと明言していた。
 また、なにかというとすぐ「宮本顕治があー」と、うわごとのように繰り返す佐高の言うこことは、陳腐すぎるし古すぎる。当方も共産党を批判したことはあるが、そこを改善して支持が集まるようになればいいとの観点から建設的なものであるつもりだし、少なくとも今の具体的な事実に基づいている。
 ところが佐高は紋切り型で観念的なものでしかなく、青木雄二など他人をダシに使って虚偽まで言っていた。だから佐高信は、共産党および少しでも支持する人を嘘で中傷しながら、保守のなかでさえも批判されている悪しき資本主義の政策を推進する細川と小泉を支持する、似非左翼なのである。


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Commented by at 2014-02-11 22:53 x
 こんばんは。佐高信が憲法行脚の会とかいくつかの運動の枠組みつくりに貢献したことは評価します。集会に行き漫然と眺めて感じる分にはそこそこめんどくさいことをやっているように見えます。また、集会での賑やかしもまあ上手だとは思います。
 とはいえ、経歴はもちろん、よく見ていればしょうもないところはいくつも感じました。金曜日での石原慎太郎インタビューで、迎合して突っ込めなかったへたれぶりは当時話題になりましたね。目立たないところでは、読売に仕掛けられた清武ー七つ森SLAP裁判シンポで、大谷昭宏を呼んだことでしょう。確かに清武と同じ読売社会部ですが、確か大阪だし、郵政民営化ー構造改革大賛成の大谷(読売的なものに親和的な)ではなく、金曜日に連載を持ち、読売に苛め倒されて退職に追い込まれた山口正紀さんをぶつけてこそ、清武や読売の真実が出たはず。山口さんは、男前で声もよく話も面白いし。
Commented by at 2014-02-11 22:58 x
 とはいえ、極右政権やら、もっととんでもない輩がワラワラいる中では、コウモリもチョウチョもトンボも鳥として通用しますし、働いてもらうことになるのでしょう。
 また、自分から、切断処理して”あいつは酷い”でもすまないのでしょう。宇都宮サイドにも、今回の判断はまっとうでしたが、ふだんは?なことも多い池田香代子女史や田中優氏とかもいますからねえ。”チッソは私だ”という恐ろしい言葉がありますが、佐高・鎌田・澤地etcは、私だ、というところも見つめなくてはならないでしょう。でも、湯川れい子はさすがに嫌だなあ。東京新聞記者の方の”結局は(ヤツラというより)「主体」の問題だよ”という言葉を反芻しています。
Commented by ruhiginoue at 2014-02-12 00:13
 石原と対峙した佐高は「蛇に睨まれた蛙」と言われてましたね。
 山口正紀氏とは最近は会ってないけど知り合いですが、今回の知事選挙で細川を支持しそうな人の典型だと思ってました。学生時代に民青にいて面白くなかった想いをひきずっていた人なので。
 また週刊金曜日に書いていながら筑紫哲也氏や本多勝一氏について非難していたこともありましたが、どうも認識が間違っているとしか思えませんでした。
Commented by keitan020211 at 2014-02-12 18:29
 差別でも称賛でもありませんが、佐高氏の出身地である山形県にはそもそも左翼と言う概念は存在しません。
 日本海を渡って来て手っ取り早く住み着いたシナ人が多いので山形県には体制派(右翼)とその補佐的批判役しかあり得ないのです。佐高氏は補佐的批判役であり、当人は敢えてそのような土地柄を明かさずに東京では左翼にジャンル分けされると見て自らのブランドの形成をしているのです。
 同じく山形県の出身である渡部昇一氏が左翼を全否定するのも初めからその概念がなく、意味不明な人々にしか映らないからです。『意味不明なものを左翼と言う』と言う新しい概念を生み出したのは渡部教授な訳です。
 山形県だけではなく東北地方は押し並べて左翼の存在しない地域は多いようです。理由は金がないからです。
Commented by ruhiginoue at 2014-02-12 19:48
 たしかに、渡部昇一と言う人は「右翼とは左翼でない者、左翼とは右翼でない者」という認識しかもっていないような発言ばかりしていますね。
 そして、東京に出てきて神田あたりを歩いてはじめてインテリたちがどういう雰囲気に身を置いていたのかわかったと書いていたことがあり、この渡部とそっくりなのが、東京に出てきて熱心に自分の入った以外の大学にも潜り込んで聴講しまくったと得意になって書いていた佐高です。

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by ruhiginoue | 2014-02-11 20:35 | 政治 | Comments(5)