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by ruhiginoue

ウクライナ情勢とプロコフィエフなど

 3月5日は、プロコフィエフとスターリンの命日で、同年同月同日の4時間違いだったそうだ。
 プロコフィエフはロシア人だがウクライナで生まれた。今、ロシアがウクライナに介入して緊迫しているが、当地は昔から複雑な事情を抱えていた。
 プロコフィエフは、革命の混乱を避けてシベリアから日本経由でアメリカに亡命し、アメリカさらにヨーロッパ各地を渡り歩き、作品が受け容れられなかったので新生ソ連に帰り、すると代表作といわれる曲を次々と発表して元気を取り戻したが、政治に翻弄されもしたから、スターリンが死んでからも生きていれば、彼はどうしたかという話題にもなる。
 ただ、彼の亡命生活は、ほんとうに亡命と言うべきかという議論もあり、それは社会の混乱をさけて演奏旅行に出かけて、曲が売れずに借金を踏み倒すため夜逃げのように帰国しただけだ、という説もあるし、そもそもプロコフィエフは「革命」の意味が理解できなかったとも指摘されている。5歳から作曲を始めて音楽ばかりだったから、政治なんて解らず、政府が転覆したなんて話はチンプンカンプンだったということだ。


 プロコフィエフの「戦争ソナタ」



 
 かつて、ある音楽大学の先生から言われたのだが、音楽家になる人は子供のころから音楽ばっかりの人であり、これは、単に始めるのが遅れると技術の習得が難しいというだけでなく、頭の中が音楽だけで政治や経済など無関心の人でないと駄目だという意味だった。いわゆる「猿回しの猿論」だ。
 また、その当時、本多勝一著『NHK受信料拒否の論理』を読み、それまで放送に対し感じていた疑問に答えてくれたと思ったのだが、当時ついていた先生には「NHKを批判したら日本のクラシック音楽の世界では生きていけないんですよ」と叱られてしまった。そういう問題もある。
 とにかく、今のウクライナでも、音楽ばっかりの人たちはもちろんのこと、多くの人たちが、ロシアが介入しようとしまいと、自分の生活などができれば、どちらでも良いと思っていることだろう。


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by ruhiginoue | 2014-03-03 20:43 | 音楽 | Comments(0)