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by ruhiginoue

震災の犠牲者に黙祷させられる意味について

 311の黙祷に賛否があったことで思い出したが、高校のとき通学途中で交通事故死した生徒がいて、体育館で教職員と生徒が全員で黙祷というさい、してもいいけど先生に号令かけられるのは嫌だという生徒たちがいた。普段、生徒を粗末に扱っている教師が形だけの哀悼を強制するから、空々しくて嫌悪感を覚えるということだった。
 これは通学途中の事故だったが、それから数年後には学校内で授業中に事故で死者がでている。このときは教師たちは責任逃れの醜い態度、そこで教師が黙祷と号令をかけたから、より直接的に嫌らしかったらしい。
 これは、震災でも同様ではないだろうか。

 ところで、安保の時、学生運動で東京大学の学生が死亡し、集会で学生たちが協力を呼びかけた。
 「今から、亡くなった女子学生に黙祷を捧げます。記者のみなさんも脱帽してください・・・ご協力、ありがとうございます。警察官のみなさんも、黙祷する間だけでいいから鉄兜を取ってください・・・鉄兜を取ってください」
 「そうだ、警察官も鉄兜を取れ」
 「鉄兜を取れ」

 これは大島渚監督の『日本の夜と霧』の最初に出てきたが、音声だけであった。これがテレビでは、警察官たちは誰も鉄兜を取りはしなかったが、若い警官たちがみなうなだれて、一緒に黙祷している姿が映っていた。
 これを多くの人たちが見て、年長者たちがしっかりしないから、こういうことになったのだと悟り、岸総理は辞職することになった。

 そして今、その孫の安倍総理は、集団的自衛権と言う一方でテレビの『笑っていいとも』に出てヘラヘラしているのだった。この政府のもとで、ろくに復興もしないまま、震災の犠牲者に黙祷というのだから、反発する人たちがいても当然だろう。

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by ruhiginoue | 2014-03-25 21:12 | 社会 | Comments(0)