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by ruhiginoue

経営者の書いた本に比べれば佐村河内守なんて可愛いもの

 大学生の当時、アルバイトでゴーストライターをやったことがあるのだが、とても不愉快な思い出であった。ある会社の経営者が出す本だったが、難癖をつけて代金を約束の金額全部は支払わなかったうえ、お金をもらいながら勉強させてやったと高慢ちきに言って値切ったことを正当化したから、ほんとうに頭にきた。その後、この会社は何年か前にある金融にまつわる事件がきっかけで無くなっていたから、まさにざまみろと言う感じだった。
 これと似たような体験をした人の話は、音楽の演奏家からよく聞く。出演料を値切られたり踏み倒されたりし、勉強とか練習をさせてやったと言われる。それでも請求すると酒場などでは用心棒のヤクザ者に脅されたという話もある。

 いまゴーストライターで騒動となっている佐村河内守という人が言うには、告白した新垣隆という人の言うことに嘘が含まれていて、騙すのは良くないからやめようと言ったのではなく、怪しまれたからやめようと言い出したのであり、協力を求めて拒否されたことはあるが、それは報酬の金額が不満だったからで、増額すれば同意したそうだ。
 これについて、どちらの言っていることが本当かは不明だが、ゴーストライターをして報酬で不愉快な体験をした者からすると、もっと報酬が欲しいという不満とか、売ってやっているという態度をされて怒ったとか、そういうことで喧嘩になったのではないかと思う。

 また、経営者が宣伝とか営業のため本を出し、経営哲学を説いたり成功の秘訣を語ったりするものでも、当人に話を聞いて代筆者が文章にまとめるというならよいが、そうではなく内容をそっくり丸投げしてしまい、ゴーストライターがビジネス書などを読み漁り、そこから混ぜた話を社長の体験談であるかのように書いたりもする。
 まるで、他には無いオリジナルのカレーという店に、自前で作るのではなく複数の既製ルーを混ぜて独創のように偽装しているところがよくあるけれど、それと同じである。

 そういうわけだから、経営者の書いた本というものは真に受けないほうがよい。


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Commented by ケーキイーター at 2014-04-06 01:16 x
 本来著作業者ではない人の著書を読みながら、「ああ、この本はゴーストライターさんが書いたんだなあ」って気付くことがありますよ。
Commented by ruhiginoue at 2014-04-10 22:44
 水増し描写が多いと、これはゴーストだなと思いますね。
Commented by ケーキイーター at 2014-04-11 01:34 x
 オスマン・サンコンさんが以前正直に「自分の著書のうち、一部は英語やフランス語で書いて、日本語に訳してもらった」と書いていましたが。
Commented by ruhiginoue at 2014-04-11 23:02
 翻訳ならいいけど、正確かどうか自分で確認できたのか疑問です。不見識な記述が所々にあって、本心なら尊敬できない人だと思いましたので。
by ruhiginoue | 2014-04-03 18:31 | 社会 | Comments(4)