悪い本を批判するより良い本を買おう
2014年 04月 22日
書店に、偏狭な排外主義や下品な民族差別を煽る本が置いてあり、それらが複数の出版社から寄せられ特集コーナーとなって店頭に平積みされている。どれも様々な版元から寄せられているにしては似たり寄ったりの狭い視野で、まるで右翼コミケという様相である。
これを見て不愉快になるという人たちが書店を非難しているが、文句を言うなら店ではなく出版社にするべきだ。 書店は依託販売なので、問屋の店への口出しが強く、その問屋の株を大手出版社がもっていたりもするから、置きたくない本を店が押し付けらることも多い。
もともと書店は、商品の仕入れが買い取りではないことにより、資金が少なくても開業しやすく、また比較的自由に商品も選べるから、品揃えにこだわりをもって個人経営する者たちがいたのだけれど、意に添わない商品を押し付けられてしまい、嫌になって廃業した店主もいたのだった。
そうした本には、まずエロ本があったが、それと同様なのがヘイト本と言われているものだ。これは民族や人種への憎悪を煽ることで劣情を刺激するものだから、エロ本やゴシップ・スキャンダルと同じようなものである。
こうした商品は、いちおう売れるうえ低コストだから、信念でやっている人はごく一部であり、ほとんどは、やりたくないけど不景気だから仕方なくというのが実態である。
だから、文句を言うなら書店ではなく出版社に、だけど、それ以上にするべきなのは、みんなで良い本を積極的に買うことだ。そうすることで自分の観る眼を養いながら、良質な商品が売れるようにする。良い本だったら、出版社と著者に励ましの葉書を出すのも効果的である。
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これを見て不愉快になるという人たちが書店を非難しているが、文句を言うなら店ではなく出版社にするべきだ。 書店は依託販売なので、問屋の店への口出しが強く、その問屋の株を大手出版社がもっていたりもするから、置きたくない本を店が押し付けらることも多い。
もともと書店は、商品の仕入れが買い取りではないことにより、資金が少なくても開業しやすく、また比較的自由に商品も選べるから、品揃えにこだわりをもって個人経営する者たちがいたのだけれど、意に添わない商品を押し付けられてしまい、嫌になって廃業した店主もいたのだった。
そうした本には、まずエロ本があったが、それと同様なのがヘイト本と言われているものだ。これは民族や人種への憎悪を煽ることで劣情を刺激するものだから、エロ本やゴシップ・スキャンダルと同じようなものである。
こうした商品は、いちおう売れるうえ低コストだから、信念でやっている人はごく一部であり、ほとんどは、やりたくないけど不景気だから仕方なくというのが実態である。
だから、文句を言うなら書店ではなく出版社に、だけど、それ以上にするべきなのは、みんなで良い本を積極的に買うことだ。そうすることで自分の観る眼を養いながら、良質な商品が売れるようにする。良い本だったら、出版社と著者に励ましの葉書を出すのも効果的である。
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by ruhiginoue
| 2014-04-22 19:56
| 社会