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by ruhiginoue

沢村貞子が生きていたら嘆く津川雅彦の反日ぶり

 俳優の津川雅彦が旭日小綬章だそうだが、それを目当てに安倍総理に胡麻擦りをして、「大江健三郎ら反日分子が」(津川雅彦・公式ブログ)などと露骨でわざとらしい極右発言をしているのかと噂されている。
 津川雅彦は下手くそな俳優として定評があり、普通なら無理だったけれど芸能一家に生まれたのでなれたと言われている。だから、実力が乏しい人の処世術として権力にすりよるくらい平気だろう。
 前に彼は『プライド』という映画で東條英機にふんしたさい、役に入れこんでいたそうだが、それにしても相変わらずの下手くそで、『大日本帝国』で同じ役を演じた丹波哲郎の迫力とは大違いであった。
 もしも沢村貞子が生きていたら、こうした親戚の醜態に嘆くだろう。津川雅彦とその兄の長門洋之の父は、歌舞伎役者でチャンバラ映画でも活躍した沢村国太朗、その妹が女優の沢村貞子、その弟が俳優の加東大介、加東の息子と黒澤明監督の娘が一時結婚していて、その息子も俳優、という芸能一家だ。
 津川の叔母である沢村貞子の自伝が78年にNHKドラマ『おていちゃん』となったが、ここで主人公は出演した演劇の内容が社会批判だからと逮捕され、警官に拷問されても耐えていた、というのは実話に基づいている。貞子はもともと文学少女で政治に無関心だったが、働く庶民が虐げられる社会を批判する劇に出たらアカとは納得できないと反抗し、もともと身体が弱いほうだったが、怒りから獄中で耐え抜いたという。
 それで、ヤクザ者も沢村貞子には敬意を表していたそうだが、彼女は晩年、今でも政治には関心が薄いが「スパイ防止法」というのにだけは絶対に反対だと言っていた。
 なのに、親戚がこれでは情けないが、政治的見解や主義主張が異なることは問題ではない。他人の意見を批判するさいに侮辱的な言葉遣いで貶めることが問題だ。弱い者いじめをするから人柄を問題するというならいいが、津川のほうが権力に媚びて反対する者を汚い言葉で罵っているのだから、弱い者いじめしている津川は人柄に問題がある。
 また、これは津川に限らないが、 同じ日本人なら共通することのほうが多く、政治的な部分はごく一部でしかないのに、その違いだけで同胞を貶める者には、愛国心とか郷土愛が欠如している。そう言う意味では津川雅彦こそ「反日」である。
 もっとも、しょせんは芸人が気張っているだけであり、ほんとうの問題は、こういうことをしても恥ずかしくない社会のあり方である。安倍のような人では総理をやっていられない社会なら、迎合する芸人もいないはずだからだ。

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by ruhiginoue | 2014-05-01 21:36 | 芸能 | Comments(0)