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by ruhiginoue

『美味しんぼ』の鼻血どころかゴジラまで隠蔽説

 「ゴジラ」シリーズ最大のヒット作『キングコング対ゴジラ』では、北極の青白く光る氷山を見つけた潜水艦の乗組員たちが「チェレンコフ光のようだ」「それは何ですか」「原子炉が光る仕組みですよ」という意味の会話をしていて、氷山が崩れたら例の咆哮と音楽ということに。
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 チェレンコフという旧ソ連の科学者がメカニズムを説いたために言われたもので、彼が八十八年の暮れに無くなったとの訃報で、まだ存命かと思ったものだ。
 この発光は、帯電粒子が運動するさい光速を越えるからというのだが、光の速度より早いとはどういうことかと思ったら、アイザック=アジモフ先生が解りやすく解説していて、光が最も早いのは真空中のことで、空気や水があると屈折により遅くなるのだ。
 それで原子炉は、写真でしか見たことないが、原発でぼんやりと青白く光っている現象は、まさにゴジラの背びれが光る描写である。ちゃんと科学的な設定がされているということだ。

 なのに、平成ゴジラでは勝手に赤く光るように変わっている。あれはどういうことかと思っていたら、東海村で死亡事故が原因らしい、との指摘があった。『バケツでごはん』というマンガがあるがそれどころか『バケツでウラン』というトンデモない作業をして、一瞬青く光り、その作業員は多臓器不全で亡くなった。
 つまり、核の恐怖を描いたSFにも圧力があって、設定を変えてしまったということになる。ここまでやるのだから、『美味しんぼ』の描写に攻撃をするくらいのことは、あって当然だろう。ただ、映画と違って漫画は興行ではなく出版物なので、圧力をかけることが簡単ではないということだろう。

 かつて伊福部昭は、戦時中に軍事研究をやらされたため兄が化学物質に身体を蝕まれて死去し、自らも放射線を扱った後に吐血して倒れたことがあり、『ゴジラ』の恐怖は身を以て感じていたと言っていたが、これも放射線の悪影響なのか、ただの過労だったのかは、不明のままだった。
 それに、当時は防護の技術が劣っていたから、レントゲンを使う医師が被爆して病気になったり死んだ人がいたけれど、知識が乏しかったので有耶無耶にされたというから、研究者に被害があっても当然だろう。
 
 そういう過去もあるのだから、大丈夫とか鼻血は出ないと言ってしまうのは無謀すぎる。また、かつて小渕総理は、東海村の事故後など、当地の食べ物を試食してみせ、「美味しいから汚染されてないだろう」と、味で解るというボケ発言していたが、安倍総理に至っては高級店で会食した話ばかりである。日本もここまで堕ちたのかと情けない思いだ。


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by ruhiginoue | 2014-05-06 22:59 | 映画 | Comments(0)