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by ruhiginoue

理解力の乏しい専門家が地位を得ている問題

 自分の裁判であったことだが、物事の意味を正確に捉えられない人は決して珍しくないにしても、そんな人が医師と弁護士にまでいる。これは深刻な問題だ。

 法廷での尋問で、問題になった手術を実施した防衛医大の伊藤嘉恭講師は、広背筋移植手術について「広背筋は、切っても身体に障害が発生しない」と述べた。これに基づき、伊藤講師は、自分の手術の正しさが裁判で明らかになったと公言し、その代理人である田中清弁護士は、患者は嘘をついていると非難した。
 これは医師たちから呆れられたり失笑されたりした。正確には、「広背筋は、身体に障害が発生しないように切ることができる」であり、だから、障害が発生したなら手術が不適切だったのではないかという問題だろう。そう、多くの医師が指摘した。

 こういうことを、きちんと調べない弁護士もいいかげんだが、いちおう医師が言ったことなので、そのとおりにしたのだろう。
 そして、これを東大をはじめ色々なところの医学部を出た医師らが、「札幌医大卒はしょうがないな」と言ったのだ。先日死去した渡辺淳一が辞職して小説家になろうと決意した「和田心臓移植」のことがあったので、卒業生がまた移植がらみで訴訟沙汰、そのうえ法廷でトンデモ発言だからだ。
 
 それにしても不可解なのが、こうした理解力の貧困にもかかわらず、それなりの資格とか地位とかを得ている人が、世の中には多いことだ。制度のどこかに欠陥があるのだろう。
 
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Commented at 2014-05-12 08:42 x
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by ruhiginoue | 2014-05-11 21:22 | 学術 | Comments(1)