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by ruhiginoue

舞の海のせいでまたスポーツ選手を目指す人が減り相撲は衰退する

 『週刊金曜日』が元相撲力士・舞の海について不適切な記述をしたことが話題となっている。このため同誌が捏造をしたと非難する人もいるけれど、そうではない。
 その記事は、舞の海がある集会で講演したさいに排外主義の発言をした、という見出しだったが、本文を読むと、そんなことは書いていなかった。その記事では、相撲から外人を排斥すべきとの意見があると舞の海が言ったら、それに拍手が起きたと書いてある。
 だから、彼自身が排斥の主張をしたという見出しとは、意味が微妙に違う。これに対して同誌の編集者は、舞の海がこのところ右翼的な発言をしているから、趣旨的には問題がないと言いたいようだ。これを開き直りと受け取る人もいる。

 これをどう解釈したとしても、その記事が不適切であることに変わりはない。ただし、本文を読めば見出しと合っていないことが容易にわかるのだから、同誌を非難するとしても捏造というのは不適切である。また、見出しに釣られて記事本文まで誤読しておいて、同誌に騙されたと言う人は見苦しい。

 では、その記事にはどう見出しをつければ良かったのか。彼が排外主義の発言をしたという見出しだったから、記事と合わなくなってしまった。そうではなく、彼が排外主義を煽動したとでもしておけば、直接は言ってないが、そんな場で発言するから会場が呼応したのだと言えたはずだ。そして、あの人はこれ以外でも機会をとらえてそのような趣旨の発言ばかりしている、と言えたはずだ。

 そんな舞の海は、他の場では実際にヘイトスピーチ的発言をしているが、『週刊新潮』今週号に掲載された電事連の広告では、写真入りで登場し、原発を無くしてはいけないと説いている。
 ここで舞の海に先ず問うべきなのは、それが信念によるものなのか、どれくらい考えて結論を出したのか、ということだ。いかにも、言われた通り口移しという内容だし、この広告は依頼のさい破格の報酬を提示される。

 これまで、原発のPRには引退したスポーツ選手がよく出ていた。例えばバレーボールの川合俊一と野球の中畑清の両元選手がテレビで共演し、自分の故郷である新潟と福島の原発が電気を作っていると言っていた。
 この二人はタレントや監督として安定するまで、いろいろなことに手を出していて、中畑元選手の場合は選挙に立候補して落選したこともある。芸能人としての知名度がまだあるうちに選挙に出る元選手は他にもいた。

 こうなるのは、スターも引退すれば失業者だからだ。それで如何わしい商売として過去の名声を切り売りすることがあり、やれ選挙だ原発だと元選手が出てくる。
 そしてまたスポーツ選手を目指す人が減る。引退したら食い扶持のため恥知らずになる。そんな無様な現実を見せつけられたら、若い人は夢を持てなくなる。

 あのとき舞の海が講演で話した内容は、強い力士にガイジンが増えたという傾向を踏まえてのことであった。だからガイジンを排斥しろという人もいるし、それには反対の人もいる
 ただ、どちらにせよ、舞の海が口でなんと言おうと、今彼が見せつけている姿のほうが、相撲の人材難と衰退とガイジンばかり状態を、よほど促進させるだろう。


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by ruhiginoue | 2014-05-30 18:58 | 体操 | Comments(0)