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by ruhiginoue

有名私大生の戦争賛成と美女の性差別賛成

 新聞の報道によると、ある自称愛国的慶大生が、集団的自衛権賛成で、危険だから移民にやらせればよく、自分は一流大生だから戦争に行かないでいいはずだ、とアホなこと言ったそうだが、この人は「きけわだつみのこえ」も知らないのだろうか。
 これは岩波文庫などから出版され、映画にもなっている。慶応どころか東大生が学徒動員され、一緒に徴兵された若い先生は軍隊で、何が専門かと問われてフランス文学だと答えたら「ふん、敵性文化か」と蔑まれ、低学歴の兵士からここぞとばかりに虐められる。

 今だって、防衛医大生が自衛隊で研修を受けたら、体育会系の自衛官からウラナリのガリ勉とみられて、自衛隊体操(けっこう難しい。動画サイトに載っているので、興味のある人はやってみたらいい)をやらされて、下手とかコケにされたことがあるそうで、その不愉快な思い出を語っていた医師がいる。

 また、石原とか舛添など女性差別の発言が目立つ政治家を支持している女も、自分はいい女だから特別扱いされるので、ブスと違って性差別に反対する必要が無いなどと本気で得意になって言ってたりする。ミスコン優勝者への迫害を知らないのか。自分のその自慢の容姿がもしも怪我や病気で醜くなったら、あるいは誰にでも来る老齢により、恩恵がなくなって差別を受けても当然と諦めるのか。

 つまり、どちらも、現実を知らずにいいかげんに考えていて、うぬぼれたうえ他人を見下して優越感という倒錯した感覚ということだ。
 また、本当に自分が強者と自覚しているなら、ちょうど騎士道精神のように、自分は強者だから弱者は関係ないというのではなく、強者としての余裕から弱者を思いやることが出来るのだ、と言うことはできないのか。自信があると自慢している人でも、そこまでの余裕はない、というのが実態だろう。


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Commented by 石畳 at 2014-07-07 21:47 x
数年前、『希望は戦争』なる「論考」が話題になったことを思い出した。この論者と慶大生は立場とスタンスは正反対ながら、ただ一つ、大きな共通点がある。それはどちらも自己の弱さを直視できず、現実逃避で培われた、卑小な権力欲に浸っていることであると言えるだろう。

俺は人間、特に現代の日本人の人間性に絶望を感じている。
恐らく今の人間ほど神から遠くかけはなれた時代はないと思う。
(『きけわだつみのこえ』岩波文庫 )
Commented by ruhiginoue at 2014-07-08 23:07
 ポイントは「卑小」ということですね。
 
by ruhiginoue | 2014-06-28 21:10 | 社会 | Comments(2)