コメントの他に、表示されている著書をクリックしてその感想をアマゾンのレビューに投稿してくださることも歓迎です。おたよりはこちらへruhiginoue@excite.co.jp


by ruhiginoue

バブル世代の左翼

 先日、左翼運動を続けている人が言っていた。自分はバブル世代で、空前の好景気により就職も楽だったにもかかわらず、それに背を向けて、世のため人のために社会改革をめざして左翼運動に入ったと言う。
 ここで多くの人が疑問に感じることは、その左翼運動の内容が世のため人のためになるのだろうか、ということだろう。しかし、これは当人がそう思っているかどうかだ。当人が思っていればそれで良い。善と悪の戦争など無く、あるのは主観的な正義同士の対立である、というのと同じことだ。  

 それより問題なのは、その意思が嘘臭いということだ。あの当時は好景気だったので、単にフリーターとかプータローと言われることをやっていられただけではないか。そして個人ではバイトがしやすかったし、団体としても寄付が集めやすかった。求人誌が分厚かったように、購読者も広告もたくさん集められて機関紙収入が得られやすかった。だからだろう。

 かつてバブル時代の寵児だったリクルート社の江副という人は、東京大学の学生だった時に学生新聞の広告集めをしていて、そこから商売のネタを思いついたそうだが、これについて同じく東大生だった作家の小田実が指摘していた。小田は左翼と言われるけれど、東大生だった当時は政治的な関心がそれほどではなく、少なくとも左翼らしいことは全くしていなかった。それに対して江副は、当時の東大で学生新聞をやっていたのだから、そこの体質から、明らかに江副のほうが左翼だったばすだ。
 これがバブルで好景気となれば、運動にかこつけて商売する人は大勢いるだろう。

 また、バブル時代と言われる80年代の末は、当時の若者たちの間でバンドブームと演劇ブームであった。これに熱中していた人たちは、就職しないで好きなことをやり続けると言って親や教師に反抗したり、普通に就職や資格取得する人を見下したりすることで優越感を持っていた。
 そして、何もものにできず、新卒で就職しておけばよかったと後悔する人、プロになった人、プロになったけど売れなかった人、売れたけど衰退した人、などがいる。
 これと、左翼運動をしていた人たちは、ちっとも変わらない。唯一違うのは、バンドや素人劇やっていた人たちに比べて、左翼運動をしてきた人たちは、自分の軽薄さへの認識が乏しいということだ。

人気ブログランキングへ1日1クリック投票をお願いします
[PR]
Commented by 遂犯無罪 at 2014-07-17 10:47 x
柏市戸籍改ざん事件と小川一億円保険金事件の真相
http://suihanmuzai.com/140717.jpg.html

デタラメ判決掲示板では谷口らのネットリンチ目的に「出て来いコール」がされた
http://6223.teacup.com/5547/bbs/1115
by ruhiginoue | 2014-07-16 20:45 | 社会 | Comments(1)