人気ブログランキング | 話題のタグを見る

井上靜に関するblog(網誌)です。下記の著書を購入して支援を頂けたら助かります。下記の他は別人や海賊版なので買わないでください。Googleが誤情報を混ぜているので信じないで下さい。アマゾンのコメント欄に嘘の書評が書いてあるのは過日倒産した出版社の宣伝です。この種の輩に対抗する意味でも何卒よろしくお願いいたします。品切れのさいはご容赦ください。


by ruhiginoue

今回の審査対象の最高裁判事には会って知っている人がいる

 最高裁判事は、任命後初めて行われる衆議院の総選挙と、審査から十年を経過して行われる衆議院選挙のさい、国民審査の投票をすることになっている。
 そして、14日の衆議院議員選挙とあわせて投票となる審査では、4名の最高裁判事が審査の対象となっている。

 ここで以前から問題になっていたことは、それぞれの判事に関してほとんど情報がなく、ほとんどの有権者はわからないので投票用紙に何も印をつけずに投票してしまい、これにより信任とみなされてしまうため、制度がほとんど機能していない、ということだった。

 ところが今回は、個人的な話になってしまうが、情報どころか会って話したことがあるので直接知っているという最高裁判事が、対象の中に4名いる。
 
 鬼丸かおる
 
 昭和48年東京大学法学部卒業
 昭和48年司法修習生
 昭和50年弁護士登録(山梨県弁護士会)
 昭和53年東京弁護士会に登録換
 平成 5年 日本弁護士連合会両性の平等に関する委員会委員
 平成 6年司法研修所民事弁護教官
 平成10年日本弁護士連合会法曹養成センター委員
 平成10年東京弁護士会法曹養成センター副委員長
 平成13年日弁連高齢者・障害者の権利に関する委員会委員
 平成17年東京弁護士会法曹養成センター委員長代行
 平成18年東京弁護士会高齢者障害者権利に関する特別委員会委員長
 平成25年2月6日最高裁判所判事

 上記のなかで、東京で弁護士をしていたという当時、法律相談をしたことがある。姓が印象的だったが、これは当人も言っていた。日本中の弁護士で同じ姓の人はとても少なく、女性では当時1人しか確認できなかったそうだ。
 この姓だけでなく、とても丁寧な対応をしてくれたので、その点でも印象的だった。その丁寧さは、弱者に配慮する社会制度と具体的な実戦と現実という観点が明確だった。これはその後の経歴を見て納得であった。
 
 そんな弁護士が最高裁判事になったと報道で知ったときは、知っている人だったことに併せて二重に驚いたものだった。だから、最高裁判事になってからの仕事に注目してきたところ良質な仕事ぶりなので、地位に就いて変節していないことを喜んでいた。そして、そうした判決は報道もされた。

 というわけで、今回の最高裁判事の審査は、会って話したことのある人がいるうえ、その人が最高裁判事になって良かったという人である、という極めて珍しいことになった。
 当然、信任することにする。他はバツつけるけど。
 
 

人気ブログランキングへ1日1クリック投票をお願いします
by ruhiginoue | 2014-12-07 23:08 | 司法