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by ruhiginoue

訴訟相手方の弁護士が辞任

 今日、東京高裁の書記官から電話があり、訴訟相手方の弁護士が辞任してしまったため、期日の調整などに時間がかかるかもしれないという連絡だった。
 
 この訴訟とは、「デッチアゲメール」の問題である。当方が出版関係社などに多数のメールを送ったが、その内容とは作り話である、と非難するブログがあった。そのうえで「井上氏は反論があればすればいいが、できないだろう」とまで罵った。

 だから裁判に訴えてやった(東京地裁立川支部25年ワ1323号事件)のだが、そこで事実関係の確認となったら、メールを多数の人が受け取ったという事実は、まったく確認できなかった。すると被告は、とにかく自分がそう思っただけだったと述べた。

 そのうえで、メールを受け取ったと言っている者が一人だけいるから、この人が証人だと被告は主張した。このため、その人が法廷で証人尋問を受けた。
 しかし、その人が受け取ったというメールの内容は不自然で、そもそも誰から送信されたかの確認もされていなかった。

 しかも、その証人は裁判所の法廷で不規則発言をしたり喚いたりし、その時の顔の表情や目つきなど一目で異常者という感じだった。そして尋問のさいは証言台で提示された書証の写しをひったくって破るなど常軌を逸した態度だった。
 この証人は、現住所も職業も不明で、裁判官に問われても答えなかった。また精神障害者であり、その手帳も持っているということだった。

 このように、前代未聞とも言い得る裁判の証人と証言だった。裁判官は無表情を維持していたが驚き呆れただろうし、女性の書記官は気味悪がったし、帰り際に証人と出くわさすと危険だからと廷吏が退廷のさい配慮した。

 そして判決では、上記のことが示され、当方の主張だけが採用されて勝訴となった。ただし賠償金は少なかったが、新聞や雑誌ではなく個人のブログであるため影響力が乏しく損害も少ないので仕方ないことだった。
 また、第三者として傍聴した人も、あんな証人を連れて来たら敗訴して当然だと言っていた。
 
 ところが、被告は判決を不満として控訴したと、上記の書記官から知らされた。そのさい呆れたような顔をしていた。控訴状には詳しい控訴理由まで書かなくてもよいから、なぜ控訴するのかは漠然と書かれていた。それによると、あの証人は信用すべきで、その証言を採用すべき、というものだった。これでは書記官が呆れたような顔をしていたのもの当然だろう。

 そして、高裁の控訴審に移り(26年ネ5516号事件)、期日を決める調整をするとの書類が来て、その連絡を電話で昨日していたのだが、今日になったらその高裁書記官から電話があり、控訴人の弁護士が辞任してしまったとのこと。
 この弁護士は、地裁から被告に付いていて、敗訴して控訴する書面までは作ったようだが、そのあと辞任ということらしい。
 あの証人を連れて来た依頼者に、付合いきれなくなったのかもしれない。
 

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by ruhiginoue | 2014-12-09 22:24 | 司法 | Comments(0)