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by ruhiginoue

佐村河内守と武満徹の読み違い

 佐村河内守を「さむらこうち・まもる」ではなく「さむら・こうちのかみ」だと思った人がいるけど、これは時代劇中毒だろう。
 ところが、某同級生は「“ノベンバーステップス”って、中国人がよく日本の伝統楽器を使って作曲したね、“北斗の拳”は武術の話だからわかるけど」と言っていた。
 彼は、武満徹を「たけみつ・とおる」ではなく「ぶ・まんてつ」だと思っており、またチャールズ・ブロンソンにあやかって漢字をあて武論尊というペンネームにしているのを「ぶ ・ろんそん」だと思っていた。

 それはともかく、代作騒動の佐村河内守という人は、新垣隆という人に曲を売ってやると働きかけ、話題作りのため、病気で耳が悪くなっていたのを利用して大袈裟に騒ぎ「現代のベートーヴェン」と売り出したわけだ。

 これに乗った新垣という人は、大学の音楽学部で講師をするなど専門知識は豊富だったが、一般的には無名だった。こうした、実力はあるが運がなくて売れない人に、売ってやるという話をもちかけることは珍しくない。

 そして、これをネタにした恐いテレビドラマがある。例えば「怪奇大作戦」には、京都の老舗の古物商が裏家業として贋作づくりを売れない陶芸家にやらせていた「呪いの壷」があったし、「ダークゾーン」には、スチーブン・キングの原作で、受れない小説家が黒魔術を使って売り出してやるともちかけられる話があった。

 「呪いの壷」では、贋作づくりをやらされていた陶芸家の息子が復讐する。陶芸用の土を掘っていたら偶然に、旧軍が隠して埋めていた化学兵器を掘り出し、これを壷に仕込んで殺人事件を起こす。

 スチーブン・キングの方は、小説が売れるようにするため生け贄が必要で、最初は小動物だったが、次第に大きな生け贄を求められ、言う通りにすればするほど売れるから言いなりを続け、最後は大ベストセラーとするには自分の妻の命を捧げよと言われ、これに迷わずしたがってしまうという辛辣な風刺であった。

 まあ、成功した人は、どこかで似たようなことをしているものである。


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by ruhiginoue | 2015-01-09 13:08 | 音楽 | Comments(0)