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by ruhiginoue

ツィターに論文モドキを書く大学の先生

 ツィターとはつぶやくように短文投稿するものなのだが、延々と連続投稿する人が時々いる。これならブログに書いてリンクすればいいのにと言われるものだが、なぜそうしないのか不可解である。
 
 そして先日、大学で教鞭をとっていると言う人が、ツイートで延々と連続投稿し、南北格差の問題を説いていた。ヨーロッパが、嗜好品の砂糖とコーヒーを生産するために南半球の生産地から搾取しているという説明に続く結論として、安い労働力で儲ける企業と、そこから無自覚に購入してしまう消費者に問題がある、という趣旨だった。

 これには異論がない。多くの人たちに関心をもって欲しいとも思う。ただ、そうした問題の代表のような会社としてユニクロを挙げたので、これまでの説明にそぐわなかった。

 だから、砂糖やコーヒーの事を言うならユニクロよりもネスレだろうと指摘した。南半球の生産者からの収奪と北半球の労働者からの搾取で暴利を貪るこの多国籍企業は、日本でも労働裁判になっている。
 そして、大企業におもねる裁判官の偏った訴訟指揮も指弾されていたし、こうした企業の製品をやめて公正で良心的な商取引をしようと頑張っている小さな会社があるから、なるべくこういう所から購入するよう心がけている人たちがいる。

 すると、この大学の先生は、そうだと返信したうえ、ユニクロは議論の入り口に過ぎないと続けた。そして別の話題を始めた。これを読んだ人は、ツッコミがあってから話題が急に変わったようで面白いという反応だった。

 こちらとしては、特にツッコミを入れたつもりではなかった。だが、この先生はツッコミがあったら急に話題を変えたと面白がられた。
 この先生は、いつも何か言われると「こんなことも知らないなんて駄目だ」「私の教えている学生なら知っている」「ちゃんと勉強しなさい」「どんな学問も最初は丸暗記から入る」などと上から目線で説いてばかり。
 だから面白がられたのだろう。

 しかし、南北問題の歴史的経緯を延々と語り大学で学問する意義を説く先生が、まさに今、南北問題から労働問題になり、大企業を相手に体張って裁判などで闘う市民がいることへ具体的に話が及ばない。そして「社会に出て今の現実を直視せよ」ではなく、「本を読んで勉強してから何か言いなさい」と威張る。
 
 これは面白がってばかりも居られない。


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by ruhiginoue | 2015-01-16 17:38 | 社会