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by ruhiginoue

トルコが日本に3回目のクレーム

 イスラエル国のせいでユダヤ教の印象が悪くなったように、イスラム国でイスラム教の印象が悪くなってしまったと言われる。
 そのため「イスラム国と呼ぶな」とトルコが日本に言ってきたそうだ。
 トルコが日本にクレームをつけたのはこれで3回目である。

 その前には「トルコ風呂と呼ぶな」と言ってきたことがある。80年代だった。サウナの一種で、焼け石に水をかけて蒸気を発生させる形式の一種としてトルコ風呂がある。もともと日本の公衆浴場も、この形式がむしろ主流で、湯帷子(ゆ・かたびら)→浴衣(ゆかた)を、湯上がりではなく、湯船に浸からないので入るときに着ていたとも言われている。
 それが風俗営業の隠語となり「トルコ」と俗に呼ばれるようになるが、それはトルコの伝統文化侮辱するものであり、また現実にも、日本に来ていたトルコ人がタクシーに乗って行き先をトルコ大使館と言ったら売春宿に連れて行かれてしまい頭に来たということがあって、これはまずいというわけで名前を変えた。
 それで、「ソープランド」になったというわけだが、そのさい「まさかソープランド共和国なんていうのはないだろうねぇ」と半分冗談で言われたものだった。

 これよりさらに少し前、在日トルコ大使館が文句を言ってきたのは、テレビで映画「ミッドナイトエクスプレス」を放送することに対してだった。あの当時、急に放送中止になったから、どうしたのかと思った。そのあと深夜に放送。
 この映画は、トルコとアメリカの外交対立が背景となった実話に基づいている。主演はテレビで子供の頃に見た記憶があると思ったら「ルーツ」に出ていた。
 監督はアラン・パーカーで、脚本がオリバー・ストーン。「プラトーン」以前にオリバーストーンと言えば「ミッドナイトエクスプレス」でアカデミー脚本賞の人だった。オリバー・ストーンは社会派のネタをセンセーショナリズム仕立てにするのが得意で、だからトルコは怒って日本のテレビ局にまで文句言って来たのだった。
 この映画は、ジョルジオ・モロダーがアカデミー音楽賞のテーマ曲がひたすら印象的だった。監督はシンセサイザーの曲にしようと考え、ヴァンゲリスの規制曲を使ってみたが合わなかったので、オリジナルで誰か作れる人はいないかと言って、モロダーを紹介されたとのこと。このアカデミー賞以降モロダーは映画音楽で大活躍する。
 というわけで、トルコが日本にクレームをつけたのは3回目である。
 
「ミッドナイトエクスプレス」のテーマ曲

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by ruhiginoue | 2015-02-10 22:06 | 国際 | Comments(0)