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by ruhiginoue

『永遠の0』と『ALWAYS』は悪質なプロバガンダ映画

 『永遠の0』など“零戦賛美”の風潮について、宮崎駿監督は語った。
 「それがいちばん楽なんです。そうやって総括してしまうのが。そうすると、そこからいつまでたっても抜けだせないですね。自分たちの歴史に対するものの見方もそこから抜け出せないです。もうナルシシズムなんです」

 その『永遠の0』が日本アカデミー賞で8部門獲得したそうだ。最近では作者のパクリや捏造純愛により作品も失墜しているが、かつて映画はヒットした。
 これで思い出したが、アメリカでも『ディアハンター』と言うベトナム戦争の映画がアカデミー賞を5部門獲得したことに非難が起きた。戦争の悲劇を描いてはいても所詮はアメリカ人の自己憐憫だったからだ。
 
 この『永遠の0』は『ALWAYS』と同じ監督だが、どちらも過去をつまみ食いして美化していることで同じだ。『ALWYS』の昭和三十年代は、貧困や格差が今とは比較にならず、悲惨なことが多かった。少年犯罪も戦後もっとも酷い時期だった。

 たかが作り話の映画と言っていられないのは、『永遠の0』の作者の百田尚樹や、著書『美しい国』で『ALWAYS』を賛美する安倍総理は、過去を嘘で美化しながら現在では改善していることをまた悪化させようとしているからだ。騙されてはいけない。
 

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Commented at 2015-02-28 23:42 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by 次郎くん at 2015-03-01 06:12 x
本当に仰る通りです、最近のロシアでのスターリン時代を美化する動きとか中国での文革時代を美化する動きと連動して、褒め殺しで日本人を擽らせて潰そうとしてるとしか考えられません。ただアメリカの「栄光の50年代ブーム」とは連動していないのが不幸中の幸いです。
Commented by しろねこ at 2015-03-29 21:05 x
永遠のゼロはある意味素晴らしいですよ。円谷時代の終焉があったという点で。今後の発展に期待するという点で。ただ、CGは視覚模型なので、もっとリアルに作らないといけない。その点想像力だけではだめで、実験と実写を作り手がもっと心に刻み付け、あり得る状態を科学的に100パーセント再現する意気込みが必要だが、その点まだまだのところがあると思います。
作品の評価は主役に追う所が多いが、その点では凡作。ストーリーとしては、作家の意見がよく伝わっていない。母艦赤城の制空に失敗して雷撃機に気を取られて急降下爆撃機の脅威を忘れ、全軍を敗北に導いたんだから。特攻で死んでこそ侍という、作者の素朴な考えなんですが、そのことが見ている方には全く伝わっていない点では話の運び方には問題があるでしょう。
Commented by ruhiginoue at 2015-03-30 13:40
映画化では省略されていたから、というのが作者の言い訳でした。
by ruhiginoue | 2015-02-28 11:52 | 映画 | Comments(4)