インターネットで調べること自体は問題ではない
2015年 03月 04日
先日、芸能人がテレビで嘘を話す問題に言及したが(少年事件のたびに歪んだ心で嘘つきが喚く)、そんなテレビで「ネットは気軽に不確かな情報を書き込めるから危険」などと批判していたりする。
だったら、まずテレビこそ自らを律するべきだ。出演するコメンテーターが識者面して口から出任せするために、多くの人々が迷惑したり傷ついたりしている。
また、新聞の投書欄で医者が「最近の患者はよくインターネットで見たと言うけど、そんなもの真に受けてはいけない」と言ってた。
だったら、患者が心配したり確認したりしなくてもいいように、まず医師が信頼を築く努力をするべきだ。情報開示がなされないため、どれだけ患者が不安になっていることか。
そもそも、インターネットで調べること自体が問題ではない。例えば、足の裏が痒いのが水虫かどうかは、学校の理科室にある顕微鏡でも調べられる。原因となる白線菌の有無は、それで充分に見える。
しかし、使い方を知っていて正しく見たとしても、認識する方法が解っていなければ、見たいものが発見できない。見えていても気づかないからだ。
なので問題は、顕微鏡で調べることではなく、使い方を知っているかどうかでもなく、見方を知らないことだ。
これと同じことで、インターネットで調べることは問題ではない。ただの道具であり、その使い方だって正しくても、そこから得た情報への認識がどうかという問題だ。これは専門家でも失敗することがある。
では、どうすればいいのか。「インターネットで調べた」とバカ正直に言うからいけないのだ。インターネットで見ても、「このあいだ東大医学部の教授から直接聞いた」などと言えばいい。そうすると、大抵の医者はびっくりして丁寧に調べてくれる。その結果を聞いて、「なるほど、いろいろな見解があるんですねえ」と感心して見せながら、内心でどうしようかと考えればいい。
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だったら、まずテレビこそ自らを律するべきだ。出演するコメンテーターが識者面して口から出任せするために、多くの人々が迷惑したり傷ついたりしている。
また、新聞の投書欄で医者が「最近の患者はよくインターネットで見たと言うけど、そんなもの真に受けてはいけない」と言ってた。
だったら、患者が心配したり確認したりしなくてもいいように、まず医師が信頼を築く努力をするべきだ。情報開示がなされないため、どれだけ患者が不安になっていることか。
そもそも、インターネットで調べること自体が問題ではない。例えば、足の裏が痒いのが水虫かどうかは、学校の理科室にある顕微鏡でも調べられる。原因となる白線菌の有無は、それで充分に見える。
しかし、使い方を知っていて正しく見たとしても、認識する方法が解っていなければ、見たいものが発見できない。見えていても気づかないからだ。
なので問題は、顕微鏡で調べることではなく、使い方を知っているかどうかでもなく、見方を知らないことだ。
これと同じことで、インターネットで調べることは問題ではない。ただの道具であり、その使い方だって正しくても、そこから得た情報への認識がどうかという問題だ。これは専門家でも失敗することがある。
では、どうすればいいのか。「インターネットで調べた」とバカ正直に言うからいけないのだ。インターネットで見ても、「このあいだ東大医学部の教授から直接聞いた」などと言えばいい。そうすると、大抵の医者はびっくりして丁寧に調べてくれる。その結果を聞いて、「なるほど、いろいろな見解があるんですねえ」と感心して見せながら、内心でどうしようかと考えればいい。
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by ruhiginoue
| 2015-03-04 13:05
| 学術