井上靜の気楽な日誌です。気楽にコメントしてください。おたよりも気楽にe-mail:ruhiginoue@excite.co.jpまで


by ruhiginoue

共産党員にもいろいろだが・・・

 堀田善衛という有名な作家は、宮崎駿も大ファンだ。また反戦主義者としても有名で、ベトナム戦争では脱走米兵を匿ったりした。そんな彼は、一貫して反体制派のジャーナリストであった松浦総三に、こう言ったそうだ。

 「共産党員には、誠実で優秀な人もいるが、酷い奴もたくさんいる。だから私はテストしてから付き合う」

 その点で、今回問題にした「松本家の人々」は、リトマス試験紙のようなものだ。冷静に対応する者と、情緒に流される者、松本善明といわさきちひろの家系というだけで盲従する共産党員と、そのことは除外して判断するべきという党員、という具合に。

 外部から批判している人の声も紹介しておく。松本春野が言うには、原発事故の被害が大きいほど脱原発の運動に好都合であるから、これを運動屋が利用して大袈裟に騒ぎ、そのため福島県民は県外の人たちから迷惑を被っているそうだ。
 だが、放射能の影響が大きいほど原発は止めようという人が増えるのは当たり前のことであり、それを悪い表現に置き換えることの方がよほど政治的だ。
 また、松本は自分の原発についての立ち位置は非政治的だと言うが、そんな立ち位置があるなら、自分もぜひそこに立ちたいから、どこにあるか教えてほしい、という皮肉もあった。
 
 報道や出版も商売である。例えば、知り合いが勤める某出版社は本業で出していた経済の本が売れなくなり、それで、南京事件は無い、朝日新聞が左寄り、韓国や中国が悪い、という時勢迎合の本を始め、その延長で福島原発事故放射能は危険じゃないという本も出した。
 なら、今はネット販売があるし、時々営業をして回るだけなんだから、地価の高い東京から福島に越せば、と言ったら「冗談じゃない(笑)」だった。

 この他にも、福島の放射能汚染は大丈夫だから、危ないなんて言ったら福島の人が可哀そう、原発反対運動に福島を利用しないでください、と言ってる人たちが、東京に住んでる、大阪に住んでる、京都に住んでる、と言うから、だったら口で言うばっかじゃなく福島に引っ越して住んで見せればいい。『ふくしまの子そつぎょう』なんて絵本を読めと奨めるより説得力がある。

 この絵本の背景にいる糸井重里は、たっぷり金稼いでいるはずなのに、何で今更、原発で、売れなくなった芸能人や引退したスポーツ選手みたいなことするんだろうか。もっとも彼は、金があっても埋蔵金探すような人だから、何考えてるのか分からない。

 しかし、松本親子が三代の共産党でいながら、自分の商売の絵本を売るために、政府や原子力業界の顔色を伺うマスコミや広告代理店に迎合することで、その力を借り売り出してもらう、という姑息な処世術は、今はじまったことではない。
 良い例が、公私ともに共産党と親密な井上ひさしや反核に熱心な大江健三郎らの、天皇の茶会に出たり文芸春秋社や新潮社という右翼出版社と主に取引したり、という様々な体制迎合ぶりや日和見ぶり。

 これら昔から批判されていた事と同じだ。そして、これらを朝日新聞の記者だった本多勝一などは痛烈に批判してきたが、日本共産党は、ほとんど批判しなかった。


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Commented by ケーキイーター at 2015-08-31 18:02 x
 ぽけーっと考えた。共ちゃん達の中にも色々いる。ですか。そう言えば、創ちゃん達にも色々いるね。以前知り合いだった女性で、そんなに布教活動してこなかった人がいて、それで友達になれたのかな。今はどうしているか判らないけど。そうか…。
Commented by ruhiginoue at 2015-08-31 23:16
本当に思想信条が身についていれば、咀嚼して消化されて栄養になってるようになるわけですから、人に押し付けがましい事はせずに普段の振る舞いにより共感してもらえるはずです。
Commented by ケーキイーター at 2015-09-01 18:59 x
そうだね。
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by ruhiginoue | 2015-03-27 19:29 | 政治 | Comments(3)