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by ruhiginoue

共産党系メディアの問題

 昔から共産党系メディアは、原発反対では一致していても、かつては広瀬隆、今は雁屋哲、というように、俗受けする発言で商業メディアに取り上げられる人をコキ下ろせば自分たちが高尚な感じになると勘違いしてる人の話を、騙されてうっかり載せてしまうことがある。
 これで共産党がどれだけ損してることか。

 実際に共産党員やその議員らに聞くと、みんな昔から原発に反対で、反対運動にも熱心だった。旧社会党が不熱心だと広報で批判までしたことがある。
 ところが共産党は、原子力について国の政策や業界やアメリカの圧力を具体的に問題としてきたので、ただ怖いと言う人たちに対しても、それでは国の政策を変えられないと批判的だった。

 そこで失敗したのが共産党系メディアだった。広瀬隆などがわかりやすく原発の危険性を説いて注目されたことは一応の功績ではあるが、それだけではダメだという意味で批判的な意見を取り上げた。
 これはあくまで、いろいろな意見を紹介したうちの一つでしかなかったが、共産党が原発に賛成だと誤解された。
 なぜなら、色々な意見を紹介したうちの一つではあっても、特に注目されている人を批判したとなれば、そこに関心が集まり、その部分だけ一人歩きするからだ。

 こういう連鎖反応を、共産党系メディアは考慮できなかったのだ。このため、共産党は政策をしっかり立てても、それを広報する機関紙誌が洗練されていないため台無しということが、よくある。
 この点では、主力でありよく読まれている『しんぶん赤旗』には深刻な問題はないが、月刊誌『前衛』や、今は休刊した、かつて有田芳生がいて追放された『文化評論』とか、雑誌のほうに問題が目立つ。

 これは、普段から雑多な意見や論調があるということでは同じでも、雑誌は普段から読んでいる人が少ないので、たくさんあるうちの一つが拡大されて全体であるように思われがちだからだろう。


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Commented by 次郎くん at 2015-04-06 16:34 x
この点では創価学会工作員たちの舗装作業員としての優秀さに軍配が上がります。ドキュソでご近所や職場の嫌われ者には「聖教新聞を一心不乱に読んで実践しなさい」ですが、女性や若者や子供たちには「パンプキン中心の軽チャー生活で頭の柔軟性を磨こう」、高知能な人々やインテリには「第三文明や潮をメインに活動しようよ」ですから。特に池田大作先生から直接薫陶を受けた工作員たちは、日共本部の連中なんかよりも遥にミヤケンクンの国際的お友達だったフランクフルト学派の功績と最新情報に詳しいでですから、非自民非ミンス党の悪政がなかりせば、日共はとっくの大昔にこの世から消滅していることでありましょう。
Commented by ruhiginoue at 2015-04-06 18:07
創価メディアは、面白いものは面白いから、面白くないものは「お布施」だから、と割り切りが見事ですね。
Commented by L at 2015-04-07 12:44 x
 こんにちは。末端の党員、地方の党員には反原発で、建設反対闘争を行った方々は多くいましたが、中央の方針は”政府自民党の”原発”は危険”だから反対だったようですよ。党大会か何かで、”ソ連の原発でもどこの原発でも、原発は本質的に危険で不合理だから反対”として方針に加えるべきだと主張し続けた人々は、処分されたそうです。つまり、共産党は安全な原発はありうるからそれを作って利用しようという立場でした。
 新聞記者の方が、”311後、共産党が原発一般に対して反対と言い出したのは結構なことだから批判はしないが、かつて罵倒の上大量の処分者を出しながらなし崩しに方針転換をしたのは、それはないだろうと思う”と仰っていました。またPP研で、実際に処分された方も招いて、戦後の反核・反原発運動の変遷・軌跡をたどる研究会がありましたが、そこでも話題になりました。
 揺れ動きはあるのですけれど、原水禁同様、原発そのものへの反対・否定という点では社会党の方がなんぼかすっきりしていると思います。
Commented by ruhiginoue at 2015-04-07 13:13
 そういうことを言う人たちはいるけれど(たとえば元民青の元読売記者で金曜日誌の常連など)話に具体性がないので信憑性を疑っています。
 たしかに田原総一郎の「原子力戦争」にも書かれていたように、旧社会党と違って共産党は将来エネルギーがどうなるのか不明なので、原発も選択肢の一つとして残すべきで全否定しないというのは共産党の方針として明確だったことは、同党の議員でも機関紙の記者でも、聴いてみたらその通りだと言います。
 しかし、今現実にある日本の原発は、それとは次元が異なる問題があるのだから、すべて反対であり、その点で社会党など初期のころはともかく80年代には「現実路線」と称し自衛隊合憲論とともに原発反対をしなくなり、支持を失い始めていました。この点は共産党も社会党を批判していました。
 そして将来のことは別問題としてひとまず置き、今の時点では日本の原子力政策にすべて反対でいちおうの結論ということでした。
 なのに311以前の当時としては議論する意味が乏しい話を持ち出し他党派と同じになろうという人は、嫌われるのは当然でしょう。
 処分された人たちは、あくまでその点であり、すなわち党内で喧嘩したことが原因であって、原発全否定したことそのものではありません。
 それを、不満に思った人たちが話をすり変えるということは、常にあることです。だから、どちらの肩を持つかというのではなく、(個人的には、前に書いたとおり共産党の原発に対する姿勢には批判的ですが)双方の話を聞いた結果、共産党を批判している側の言い分は信じられません。
 その前提で、内部の不統一や議論の不充分とともに適切な広報をできないでいる共産党の不手際を問題にしているのです。
 
by ruhiginoue | 2015-04-06 12:03 | 政治 | Comments(4)