井上靜の気楽な日誌です。気楽にコメントしてください。おたよりも気楽にe-mail:ruhiginoue@excite.co.jpまで


by ruhiginoue

東大と日大の紛争

 東大紛争に関する新しい資料が発見されたことが話題になっている。

 この東大紛争では、学生運動がらみで退学にされた学生の処分が重すぎるから取消せと要求する学生たちに対し、林健太郎という教授が、退学になった学生は暴力をふるったのだから重すぎないと反論し、そのまま押し問答となって、学生に取り囲まれた林教授は監禁状態となった。

 ここへ警察が来て、機動隊を突入させて助けようかと言ったが林教授は断った。
 「私には、この大学の教員としての責任がある。だから今、学生たちに説教しているのだ」
 そして林教授は粘り強く学生たちと渡り合い、これは一週間に及んだ。だから後に学生運動のリーダーも、林教授について「敵ながらあっぱれ」と言った。
 その後、林教授は東大の総長になり、その時の学生たちも、中心となっていた者は社会人になってから著しい活躍をしている。
 
 この当時、日大でも大学紛争だった。ちょうど学生運動していた知人がいる。現在は芸術方面の仕事をしていて、芸術学部だった。この学部は日大闘争のなかでも特に騒ぎ方が派手だったことが知られている。

 その東大の話を聞いて、運動している日大の学生たちは感心したそうだ。教員も学生も互いに譲らず大変だったが、それは、どちらにも学問の自由のために大学の自治をまもろうという意思があったからだ。
 「さすが東大だ。これが日大の先生だったら、一週間どころか一時間で警察に助けてくれと言っただろう」


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by ruhiginoue | 2015-04-06 14:23 | 社会 | Comments(0)