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by ruhiginoue

谷垣差別発言と鈴木邦男氏の差別用語見解

 昨日、色々な出版関係者が来る会合に行ったところ、鈴木邦男氏も来ていた。それで思い出したのが谷垣差別用語発言だ。

 自民党の元総裁で、東大法学部卒の弁護士だったから法務大臣になったが、それにしては・・・という谷垣氏が、演説の中で「バカ」「チョン」という差別語を発したので批判され、このウッカリ発言を谷垣氏は謝罪した。
 この言葉は、もともとは差別語でなかったものが、後から異なる意味に使われて事実上の差別用語になったものだ。また、谷垣氏に差別の意図はなかったことは、その発言したさいの文脈からもわかる。しかしその言葉自体が差別に慣用されているから、言ってしまった当人も批判されたので素直に謝ったということだ。
 
 かつて鈴木邦男氏も、本来は差別とは無関係の言葉だ、ということでは谷垣氏より遥かに問題が無い言葉の「片手落ち」という表現を、テレビに出演したさい用いたところ、注意をうけてしまい、謝った。
 これを、差別用語ではないのだから謝ることないのに、言葉狩りに屈したと批判された。

 しかし鈴木氏は、他人から言われたから謝ったのではなく、本当に不適切だと思ったのだと言った。
 彼はもともと、学生運動だけでなく大学院を出た後も政治活動を続け、そのため就職していた産経新聞社から退職するはめになり、結婚話が破談になったり、本を出す話が壊れたり、警察官に口頭で抗議しただけで手は出していないのに公務執行妨害で逮捕されたり、という連続だったのに、そんな人間がちょっと言われただけで謝るわけないだろう、と言っていた。
 また、川合塾という有名予備校の講師までしていたし、「片手落ち」が元々は差別用語でないことくらい知っていた。
 だが、どうしてこの言葉が差別的とされるようになったかも知っているし、そのうえ、実は彼の同級生に、切り落とすほどの重症によって片腕が無い人がいて、その人が「片手落ち」という表現を聞けば気に障るかもしれないとも思った。
 少なくとも、そんな人の前で「片手落ち」と言ったり、言っておいて元々そういう意味ではないと言ったりすることは、とてもできない。だから、大勢の人たちが見ているテレビで言うべきじゃないと思い、謝ったのだ。
 
 たまたま、谷垣氏の発言の直後に鈴木氏に会ったので、これをちょうど思い出したのだった。

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by ruhiginoue | 2015-04-08 13:24 | 政治 | Comments(0)