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by ruhiginoue

日本にはタカ派の政治家がいない

 かつて、F4ファントム戦闘機は、アメリカでは一機6〜7億円、カナダに売ると11〜12億円、日本には20億円くらいだったそうだ。
 そしてオスプレイ機も、アメリカでは一機56億円くらいだが、これを日本では100億円で買う。これは仲介している商社が差額を儲けるためで、いくらなんでも倍近い値段になるのでは酷過ぎるから、買うとしてもアメリカから直接のほうがいいに決まっている。しかし、そうしないのは、自衛隊の担当者が見返りとして天下りを狙っているからだと言われている。

 これと同じようなことはアメリカでもあった。天下りをアメリカではゴールデンパラシュート降下というが、それを目論む軍官僚のため不当に高い買い物をしていた。
 これを問題にして騒いだのがマケイン上院議員だった。彼は元軍人のタカ派政治家だが、それゆえ国防力の充実のために不正があってはならないとし、同じ予算でなるべく多くの兵器を買えるように値切るのが仕事であるはずの担当者が、逆に値段をつり上げて一部の人たちの利益にしてしまい国益を損なうなんて、とんでもないと批判した。

 なるほど。では、どうして日本では、元自衛官の佐藤とか田母神とかがオスプレイのボッタクリを問題にして大騒ぎしないのか。まさか、アメリカの圧力で買わざるを得ないから、墜落の危険を減らすため購入代金を高くして数を減らそうと思っているのだろうか。そうではないだろう。
 ヒゲの佐藤は元々ニヤケ顔した出世亡者だと言われて来て、自衛隊の同僚たちへの愛情や友情のかけらも無い言動が目立つし、田母神は誰が何処から見ても金の亡者で、それがどんどん明らかになり支持者が離反している。
 つまり、彼らは信念も愛国心も持ち合わせていない、自分だけ得することばかり考えてタカ派ぶっている恥知らずなオッサンということだ。
 こんなのが、日本の「タカ派」の代表格である。日本にはタカ派の政治家がいないということもできる。たいした「平和ボケ」である。
  
 
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by ruhiginoue | 2015-05-24 21:37 | 政治