井上靜の気楽な日誌です。気楽にコメントしてください。おたよりも気楽にe-mail:ruhiginoue@excite.co.jpまで


by ruhiginoue

愚かな西原理恵子の嘘

 漫画家の西原理恵子は、いじめに遭って自殺に追いつめられるくらいなら、学校に行かないほうがよいという話をしていた。これは、そのとおりだろう。
 しかし、「まず仮病を使おう。そして学校に行かない勇気を持とう。親に「頭が痛い」とでも言って欠席すればいい」は駄目だ。
 それが運良く通用することもあるかもしれないが、もしも医者のところに連れて行かれてしまったら。

 仮病だとバレればまだいいけど、悪い医者とか高須某みたいな儲け主義の医者に当たると、病気じゃないと判っているのに薬や手術を押し付けられてしまい、イジメよりはるかに危ないことがある。
 また、西原は「うそは、あなたを守る大事な魔法。人を傷つけたり盗んだりするのでなければ、うそって大事よ。これからも、上手にうそついて生きていけばいいんだよ」と言う。
 だが、こどもの嘘など、どんなに上手についても、たかがしれているし、医者の嘘には大人だってなかなか太刀打できない。なんといっても、合法的に殺人や暴行傷害や詐欺を実行する訓練を、最低でも十数年している。
 そのための医師免許だと言う医師の話は、すでに拙書『美容外科の恐怖』で述べたが、医師というものは「掛け捨ての損害保険に入っているので」「それは病院のリスクマネージャーに」「あとは顧問弁護士に」などと平然と言えるようになって一人前である。
 
 西原は、戦場の話を引き合いに出しているが、そこへ追いやるためには仮病を使わせないことが必要である。
 かつて、自衛官が、強盗に襲われた狂言をしたり、公然猥褻事件をおこして逮捕されたり、などの問題を起し、職場の人間関係が嫌になったとか、イラクや福島に行きたくなかったと言ったことが報じられた。これは仮病を使えないからだ。
 みんな健康状態を徹底的に管理されていて、拙書『防衛医大の場合は』ですでに述べたが、若い自衛官が、診察結果を自分ではなく上司に報告され、連れて行かれる姿を見た。
 この調子だと、あの映画『パットン大戦車軍団』の一場面みたいに「俺の部隊では戦場神経症は認めんぞ」ということにもなるだろうし、イラクで、仮病どころか実際に負傷したのに、加害者が米軍車両だったので、被害は存在しないことにされてしまった実態を、志葉令が告発する記事を書いていた。

 しかも、自分だけ国会議員になって、部下の命に冷淡な「ヒゲの隊長」のような者までいる。こういうことがまかりとおっているのは、社会全体にそういう構造があるからで、戦争がらみだけではない。
 なのに、戦場より自殺者が多い日本の社会を語りながら、子供は仮病を使い上手に嘘をついて虐めから逃れよ、と言うのは甘すぎる。大人も逃げ出せない構造暴力が、ついでに子供まで絡めとっているのだから、大人が社会に抵抗したり変えたりする努力をするしかない。

 それなのに、功成り遂げた者がマスコミに出て、大人になってからの後知恵で、中途半端な処世術を子供に説くのは愚かで有害だ。西原理恵子は、子供に嘘をついて傷つけ盗んで儲けているとも言える。
 

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Commented at 2015-06-16 10:58 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by そらこ at 2015-06-16 14:32 x
井上さん、本当にありがとうございます\(^o^)/
井上さんにも愛と幸と楽wあれ☆☆☆☆☆☆☆
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by ruhiginoue | 2015-06-16 06:30 | 社会 | Comments(2)