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by ruhiginoue

自民党の連中はそんなに殺されたいか

 集団的自衛権とやらで自衛隊の人員が足りなくなり、入隊する人もいなくなれば、徴兵するしかないという危うさを指摘する政治家もいる。また、経済的徴兵という、奨学金などを釣り餌にする手口になるだろうとも言われていて、それを念頭においた発言が自民党から出ている。
 
 これは危ないと言う人が、自民党に反対している側からばかり出ているから不可解だ。もっとも心配すべきは自民党の側であるのに。

 つい先日、池田小学校事件の14周年があり、乱入した男に殺された児童も生きていたら大人になっていたとかいう話ばかりしていたが、犯人が元自衛官であったことは語られなかった。
 あの犯人は、子供のころから利発と評判だったのに、親が教育不熱心で「お受験」させてくれず、学歴がないため就職でも結婚でも失敗の連続だったから、自暴自棄になって、名門といわれる小学校の恵まれた児童を妬んで犯行に及んだ。そして、自衛隊で習った銃剣術を応用したので、手際よく児童を次々と刺したとも言われる。

 また、元自衛官が警官を殺害した事件もあった。「元」とは言っても直前まで自衛隊にいて、留学したいからと一時的に除隊していただけだったから、自衛隊は警察に遺憾の意を表明した。
 この犯人は、交番に道を尋ねて入って行くと、警官が持っている拳銃に興味を持ち盗ろうとしたため、二人の警官と乱闘になった。二人の警官は柔道と剣道の有段者である屈強な男性であり、それが警棒を振り回したり拳銃を発砲したりと激しく抵抗したが、それをサバイバルナイフで殺害してしまった。まるで活劇映画の『ランボー』であった。
 そして逮捕された犯人がテレビに映ると、真面目で大人しそうなので驚かれると同時に、だから警官たちは油断し、まさかと思っていたところへ不意打ち食らわされたのだろうと言われた。
 
 こういうことがあるから、経済的徴兵なんて危ないし、そこで自民党は恨まれている。そもそも日本では「515」と「226」という大規模な叛乱が起きていて、総理大臣が殺害されている。自民党の政治家たちは「はなせばわかる」「問答無用」ということに自分がなることが恐くないのだろうか。

 今の若い人はどうか知らないが、我々の世代では、「若い者がだらしないから徴兵で鍛えるべきだ」と古い右曲がりの教師が教室で言うことがよくあって、そうしたら「ぜひ、鍛えてもらい、武器の使い方も覚えて、先生をぶっ殺したい」と言ってやったものだ。
 これは冗談の部分もあったが、それでは済まない外国の話に直面した。大学のとき外国人の留学生と一緒にバイトしていると、韓国人の学生が屈強で、しかも体育会系で目上に従順というのではなく、ガリ勉の成績優秀で社会や権力に批判的な人だったりするから驚かされ、これは兵役のためだと言っていた。

 だから、日本で自民党が安泰なのは、何より平和憲法のお陰だと思った。しかし、お坊チャマ私大に付属からという安倍総理を始め自民党の政治家たちも、防衛大出の田母神とかヒゲ佐藤とか元自衛官も、バイトなんてしてないので現実をまるで知らないのだろう。

 

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by ruhiginoue | 2015-06-28 06:58 | 国際