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by ruhiginoue

元凶の小選挙区制度と山口二郎の無責任と田原総一郎の後悔

 先日、自著ではなく、またインタビューや対談の構成をしたという話をしたが、それに関連して、もう少し。

 いま安倍内閣が暴走しているが、その原因は小選挙区制にあると指摘されている。少しの得票で大量の議席となる制度だから、有権者の支持が乏しくても政権与党の権力は強くなるからだ。
 そもそも、小選挙区とか二大政党制を実現してくれという要求をして、市民がデモをしたとか市民運動があったり、ということは一度もなかった。もとはといえば、これは上から一方的に下りてきたものだった。独裁体制にしてやろうという意図から反動側が言い出したことで、これをリベラルとか左派とかいわれる勢力が批判していたはずだった。
 ところが、朝日と岩波が乗ってしまった。この旗振り役をしたのが山口二郎という大学教授で、今では国会に抗議する集会やデモに参加しているが、今さら何だと呆れられ、批判されている。

 このような指摘がされているけれど、同じことが田原総一郎にも言える。そして、彼は後悔していると、シンポジウムで述べていた。
 そのさい田原の話だと、最初は、政策の違わない自民党同士で票の奪い合いになるから金権選挙となるので、小選挙区制になれば自民党と野党とで政策を競う選挙となり改善すると思い、それで賛成しちゃったそうだ。
 そうしたら、自民党が一人に絞って選挙に出すことで主流派だけになり、抑制が効かなくなってしまった。出した法案について専門の法学者を国会に呼び意見を訊いたら全員が憲法違反だと指摘した、なんていうお粗末があったら、昔の自民党だったら党内で大問題となり、総理大臣は交代していた。
 ところが小選挙区制度のため、かつては自民党内に必ずいた非主流派と反主流派が今はいないから、責任をとれと安倍総理に言える人がいなくなってしまった。そして安倍内閣は、辞任どころか居直っている。
 だから後悔しているということだった。
 
 それが、今月号の月刊「紙の爆弾」誌上「田原総一朗(ジャーナリスト)×前田日明(格闘技プロデューサー)アメリカの言いなり安倍政権の『憲法破壊』と『売国』」である。
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Commented by 弱猫 at 2015-07-12 18:31 x
石川真澄の「戦後政治史」は政治史の基本的文献ですが、新版では石川真澄が体調を崩して以降の時代を山口二郎が引き継いでいて、視点に妙なバイアスがかかっていて嫌になります。

石川真澄は山口二郎に謝意を表していますが、一読者としては完全な人選ミスで、本の値打ちを下げていると思っています。

石川文洋の前書きを石原慎太郎に書かせるほどの人選ミスではないにしても、石川真澄で政治を勉強した人間には耐えられない人選ミスです。
Commented by ruhiginoue at 2015-07-12 23:01
 山口二郎は、他でもふざけているとしか思えない言動をしていて、邪魔者としか言いようがありませんね。
 そんなのを佐高週刊金曜日や東京新聞が重用しているから、これらのメディアは信用できません。
Commented by L at 2015-07-17 08:02 x
同意です。政権が取れるかもと小選挙区に飛びつき、元々は社会党を押していたのに自民党と変わらぬ民主に飛びつき、今の悲惨なすり鉢の底に自分ごと落としています。法政がこんなオワコンを雇ったのが不思議でしょうがありません。
 はっきりとした自己批判もしていないし。
Commented by ruhiginoue at 2015-07-19 01:38
 山口二郎は、国会前の抗議にノコノコ出向いて、ヌケヌケと批判していることについて、それを招いた中心的役割を果たしたのが自分であるという自覚がないのでしょうか。
 また、よくボコボコにされないものです。それだけみんな冷静なのでしょう。
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by ruhiginoue | 2015-07-11 16:10 | 政治 | Comments(4)