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by ruhiginoue

なぜ共産党ばかり内部文書で追及できるのか

 「わたしもたまげました」というのは小池晃議員のツイートだ。共産党の小池晃議員が、国会で内部文書をもとに追及したところ、中谷防衛大臣が答弁不能になってしまい審議が中断したが、これをNHK7時のニュースは、小池さんがゴネて審議がストップしたように報じた。
 「いやはやたまげた。NHKしか観ない年寄りはすっかりだまされる訳だ」という指摘に対し、小池さんも同様だという返答であった。もともと問題があったNHKだが、安倍政権になってから露骨な虚偽報道をしている。受信料などボイコットするべきだろう。
 
 一方、中谷さんは、かつての情報公開の問題とか、今回の内部文書の問題とかで、まいど困ったことなる。
 この人は防衛大卒エリート自衛官の経験があるからこの地位に着くけど、それは買い被りというものだ。他の省庁と同じで自衛隊関係も、予算を持ってきてくれる族議員なら有り難がるけど、大臣や長官は無視されがちなのだ。
 かつて情報公開の問題でも、防衛庁の職員たちは中谷さんより防衛族議員である山崎拓さんの言うことを聞いて、中谷さんは悔し涙を流したと報じられた。
 この当時、外務省と鈴木宗男議員のことと併せて言われたものだった。田中眞紀子外務大臣が外務省の役人たちに激怒して対立したが、この背景には、外交族議員として外務省に影響力をもっていた鈴木さんにばかり外務省の官僚がなびいていたことがある。
 
 あのとき外務省の内部文書が暴露され、鈴木さんは国会でうろたえた。その様子がテレビに映り、大変な話題となったものだった。鈴木というと「佐藤さん鈴木さん」というように多い姓だ。それで電話のさい「鈴木だ」「はい、どちらの鈴木さまでしょうか」「鈴木といったら俺に決まっているだろ」というやりとりがあるなど威張っていたので反感を買い、鈴木さんは内部文書を暴露されたのではないかと言われている。

 その時の外務省と同様に、国会でまた共産党が内部文書を暴露して追及した。なぜ共産党ばかりか。共産党は、党が信用されて告発が来たと言うが、鈴木宗男議員と外務省の時は、内部告発は各野党に送られていた。けれど一読では意味がわからない。
 しかし共産党はスタッフがもともと調査していたので、すぐに意味がわかって国会に出せたのだった。
 つまり、国会で共産党がよく内部文章を使って追及できるのは、普段からのコツコツとした調査があるからだ。
 
 その外務省の内部文書には、鈴木宗男議員が外交事業で建設業者の選定を根室管内の業者にしろと執拗に迫ったことが書いてあった。この意味が、共産党以外の野党には理解できなかったようだ。
 ところが共産党は、地元紙に載った募集の広告が、鈴木さんの選挙区である根室管内の業者で同じ建物を作った実績のある業者と限定してあったことを確認した。そう限定すれば受注した業者建設業者以外は応募できなくなる。
 しかも、そこの経営者が鈴木さんの後援者で、公共建設事業を受注できたら、その見返りのように鈴木さんへの政治献金を増やしていた事実があった。こうして調べたから、同じ内部告発の文書を受け取っても共産党だけ国会で追及できたのだった。

 これは共産党の北海道支部が頑張ったからだけど、それ以前に元々共産党は『赤旗』をはじめ機関紙に力を入れていて、ジャーナリズムの感覚を持っていた。これに比べて他の政党はこの分野が弱い。
 これは他の野党も見習うべきことだ。そして共産党は、これは誇ってもいいことなのに、それを言わずに、共産党に信頼を置いて送られてきたと言う。なぜか自画自賛するポイントが違うから不可解だ。

 しかし、ジャーナリズムさえあればというのも共産党の思い違いだ。よく年配の共産党員は「赤旗の発行部数が増えれば日本が変わる」と言うけど、新聞ぐらいではそう変わらないし、発行部数が多いほうが良いけれど、多ければ良いというものでもない。
 これと同じ間違いをしているのが元共産党員のナベツネこと渡邊恒雄さんである。世界最大の発行部数を誇る読売新聞が何を喚いてもフルスイングで空振りばっかりだ。ファミレスで客に押し付けても『恐怖新聞』である。

 それはともかく、内部文書が暴露されるということは、鈴木さんに怒っていた外務官僚と同様に、自衛隊にも中谷さんに怒っていた人がいるということだろう。そりゃそうだろう。ヒゲの佐藤さんとか田母神さんとか、自衛隊の上層部には出世亡者ばかり目立つのだから。

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by ruhiginoue | 2015-08-14 19:22 | Comments(0)