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by ruhiginoue

少子化と原発事故汚染

 芸能人の結婚話に便乗して子供を作れとか国家に貢献しろとか言って政治家が務まるなら楽でいい。問題なのは子供を作って育てていくには環境が悪すぎることで、これは言われて久しいことなのだけれど、少なくとも自民党の政治家には、その認識がないようだ。自民党の女性の議員にも、家庭の問題だとか言う人がいる。

 また、都議会の質問で女性の野党議員が、子育てをしやすいようにする政策について発言したところ、自民党の議員たちから「おまえが子供産め」とか「子供が産めないのか」などと下品なヤジがあって、あまりにもひどいと国際的にも騒がれた。
 つまり政策もなく上から目線で余計な干渉してるだけ。

 そもそも政治の役割は環境を整えることで、その後に個人がどうするかは、それぞれが決めること。他人の干渉することではない。
 これでは、原発事故の汚染問題と同じ図式だ。「食べて応援」など役所が自分たちの責任を消費者に押し付けている。
 また、汚染についての心配なら、その数値を出して、その正確さを立証するのが、科学的な姿勢であり、そのあとどうするかは、それぞれの消費者の判断に委ねるべきことだ。
 ところが、その数値は正確なのか、その数値で大丈夫なのか、という問題よりも、信じない奴が悪いとか、食べないやつが悪いとか、そういう押し付けが横行している。

 おそらく、自分が勝手に科学的に正しいんだと信じるから、他人もそれに合わせろと言って良いと思い込んでいる人たちと同じように、家族の価値とか女性の役割とか国民の義務とか、そういう価値観を信奉している人たちが、それに沿って考えたり行動したりして当たり前だと信じているんだろう。
 つまり善意の塊というわけだ。だから厄介で迷惑なのだ。


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by ruhiginoue | 2015-10-11 14:57 | 政治