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by ruhiginoue

日本共産党の機関紙誌の体質について

 「ヤンキー先公」の義家という人が、過去の暴力行為を自慢して、これを批判する人も多くいるが、そこには、そもそも彼を売り出したのは日本共産党だという怒りがある。
 これは、同党の機関紙『しんぶん赤旗』が、彼を徹底的に美化した記事を掲載したうえ「人生相談」という連載までやっていたことを指す。いろいろな人物を紹介した中に、たまたまいた一人というのではなかった。
 そして、こうなったのは、彼が後から変節したのだと言う人もいるし、最初から彼は悪意で、それに共産党の方が騙されたと言う人もいる。
 どちらにせよ、狡い人が調子よく合わせてきたら、それに対して甘かったということだ。
 
 この反対に、同じ立場の人へ難癖をつけることで強引に差異をつけようとする悪癖も、日本共産党の機関紙誌にあって困ったものである。これは昔の名残りというべきもので、まだ克服できていないということだろう。

 例えば、チェルノブイリ原発事故の後、月刊誌『文化評論』は、反原発派の中で有名ということでは最たる広瀬隆を攻撃し、彼が言うように事故が怖いからというのは感情論で程度が低い反対だと説いて、悦に入っていた。広瀬が怪談ふうに原発の怖さを説くことは、モノマネのネタになっていたし、不安を煽るばかりではなく政策論も忘れてはならないが、他をこき下ろして偉そうにするのでは、反感の方が大きい。

 その前にはベトナム戦争で、朝日新聞に連載されて大反響となっていた本多勝一記者の『戦場の村』を、『民主文学』が非難していた。ベトナム戦争を政治的に批判するだけでなく、地元の民衆に分け入り生活を共にした体験を交えていることに難癖をつけていた。

 このように、昔からのことである。これについて、知り合いの『赤旗』の若手記者は、古狸みたいなのが残っているため、その直接の老害および後世への悪影響だと、困った様子で言う。ただ、その様子も、なんとかなる、なんとかしてみせる、という明るいものだったから、救いがあるというべきかもしれないが。



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Commented by 弱猫 at 2015-10-26 15:47 x
義家みたいなのに引っかかるのは、共産党の体質がなんのかんのといって権威主義だからでしょう。昔からあったのでしょうが、宮本さんから不破さんに、不破さんから志位和さんにと変わる中で余計にそういう傾向が強まったと思います。

宮本さんは自分がある種の権威でしたが、後の人間はそうはいかないので、不破さんの場合はマルクスにすがりつき、志位さんは人気者に飛びつきます。
Commented by ruhiginoue at 2015-10-26 17:03
 なるほど。
 それなら、前に熱心な共産党員からツイッターで「井上ってヨタモンは松本春野さんが菊池誠とつるんでいるなんて批判して許せません。なんといっても松本善明先生といわさきちひろ先生のお孫さんでいらっしゃるのですから」と書かれて、「なんだこりゃ」と言ったら、他の党員から「まあまあ」とたしなめられたけど、そういうのも、よくわかります。
Commented by 弱猫 at 2015-10-27 10:00 x
私はこういう現象を不破さんの「マルクスは生きている」にかけて、「スターリンは生きている」と言っています。
Commented by ruhiginoue at 2015-10-27 20:27
 スターリンだけでなく、日本共産党と仲が悪くなった原因の文化大革命とも、同じだとよく感じます。佐巻健男を持ち上げたり。
by ruhiginoue | 2015-10-21 20:18 | 政治 | Comments(4)