佐木隆三の死
2015年 11月 05日
作家の佐木隆三が亡くなったそうだ。
もっとも有名な作品は『復讐するは我にあり』だろう。実話に基づいており、今村昌平監督による映画化がある。
他にも、沖縄戦を扱ったものなど、実録に基づいた彼の著書には、良心的とか力作とか言えるものがあった。ただ、そういうものほど地味であった。
また、大学に行っていないことで見下されて悔しい思いをしたことを語ってもいたし、本屋で自分の本があると、誰か買わないかとしばらく見ていたが、手に取って買っていく客をついに見ることがなかったと、ほほえましいことを語ってもいた。
その一方で、自分でも認めていたことだが、よく暴力沙汰を起こしていた。モノカキというけれど半分ヤクザだったといも言われていた。それで、著書やその映画化は面白かったが、テレビに出ていた佐木隆三を見て、感じが悪いと受け取った人がいるのだろう。
また、彼は「オウム裁判傍聴記」というのを書いていたが、最初は、サリン事件の被害者で第一通報者が犯人扱いされているのに乗っかっていた。後でその問題がテレビで扱われると、その第一通報者と同席しながら、自分も報道加害者の一人だとして謝罪するかと思って見ていたのに、それはついになく、話をそらそうとしてばかりで、時には相手に失礼な発言までしていた。ひどいものだった。
そういうことなので、死んでから映画化された作品のことばかり語ってもいられないという人である。
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もっとも有名な作品は『復讐するは我にあり』だろう。実話に基づいており、今村昌平監督による映画化がある。
他にも、沖縄戦を扱ったものなど、実録に基づいた彼の著書には、良心的とか力作とか言えるものがあった。ただ、そういうものほど地味であった。
また、大学に行っていないことで見下されて悔しい思いをしたことを語ってもいたし、本屋で自分の本があると、誰か買わないかとしばらく見ていたが、手に取って買っていく客をついに見ることがなかったと、ほほえましいことを語ってもいた。
その一方で、自分でも認めていたことだが、よく暴力沙汰を起こしていた。モノカキというけれど半分ヤクザだったといも言われていた。それで、著書やその映画化は面白かったが、テレビに出ていた佐木隆三を見て、感じが悪いと受け取った人がいるのだろう。
また、彼は「オウム裁判傍聴記」というのを書いていたが、最初は、サリン事件の被害者で第一通報者が犯人扱いされているのに乗っかっていた。後でその問題がテレビで扱われると、その第一通報者と同席しながら、自分も報道加害者の一人だとして謝罪するかと思って見ていたのに、それはついになく、話をそらそうとしてばかりで、時には相手に失礼な発言までしていた。ひどいものだった。
そういうことなので、死んでから映画化された作品のことばかり語ってもいられないという人である。
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by ruhiginoue
| 2015-11-05 02:07
| 社会