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by ruhiginoue

低所得者を苦しめる日本共産党

 先日、七十年代に団地で起きたピアノが原因の殺人事件をとりあげたが、この時代からの建物の多くはまだ修繕しながら使われている。そのさい例えば窓枠を鉄からアルミサッシに変えるなどする。こういうことは住民も歓迎する。

 ところが、維持費が増えるとなると事情が異なる。特にエレベータの無かった建物に後から設置すると、電気料金の負担が急増するので、住民から反対が出る。もとは、高齢者や身障者が入居するなら低層階にし、高層階に住む人が高齢化したら低層階への住み替えという対応をしてきた。
 ただ、住み替えがうまくいかないことが多いらしい。それで、高層階に住み高齢化した人はエレベータを歓迎するが、そもそも庶民の中でも下層に属する人向けの公営団地なのだから、反対が多く出る。

 しかも、電気代だけでなく家賃まで値上げされる。莫大な公的資金を投入して各地にエレベータが建設されることで業者は喜び、家賃を値上げする口実ができる。このように、公営住宅が商業的経営に走ることは、昔から批判されてきた。
 だから、住み替えをもっと促進し、エレベータの設置をするにしても、家賃は値上げしないようにするか、それも難しいならせめて低所得者への減免を拡大し、すでに減免を受けている人は家賃を据え置きにするようにという要望が出る。

 ところが、この切なる要望を無視し、困ると言っている低所得者をワガママと非難する全体主義的発想をしたうえ、エレベータ設置を声高に叫びビラまきしているのが、日本共産党の議員たちである。こんなことをするから、住民のなかで村八分や嫌がらせが起きてしまう。
 これに対して、弱者への配慮を要望しても、日本共産党の議員や党員の団地自治会役員らは無視する。そして、居住設備をよくすることは基本的人権を尊重する公的責任であるという共産党のスローガン「住は人権」を、まるでオウムか九官鳥のように繰り返す。
 その言葉に意味があるのは、低所得者の負担を増やさずに住宅環境が改善される場合だろう。そんなこと考えずに、共産党員たちは組織の上から指示されたとおり口移しするから「ジューワジンケン」「ジューワジンケン」と咀嚼されない言葉が踊る。

 それにしても、なんで弱者の叫びを無視するのか。
 まず団地には創価学会員が多いので、共産党は縄張り争い票争いで、とにかく設備充実に党が尽力したと宣伝したいから、その中身まで深く考えていないようだ。
 また、低所得の人は困るが、生活保護を受けている人は家賃免除なので値上げは関係なく、設備が良くなるとしか思わない。そんな人たちの支持を得たいだけらしい。

 つまり、福祉の受給者を利権と化し、低所得者を苦しめているのだ。そして、こういうことを日本共産党がしているから、低所得者が生活保護受給者を憎み、そこへ自民党の片山さつきのような者たちが付け入るのだろう。
 

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Commented by Neutralizer at 2015-12-05 09:55 x
内憂外患とはこのことでしょう、今までの共産党に関するコラムを読んでいて感じたのはこれでは共産党は支持を得られないばかりか我々日本人の間で共産主義アレルギーが根強く残る理由がこれだったんだなということでした。今、党が掲げる『野党連合』構想も民主党などの他党から受け入れられないのも頷けます。
Commented by ruhiginoue at 2015-12-05 13:23
日本共産党は社会の為ではなく組織の為になっていて、これは自民党も民主党も何より公明創価も同じだけど、それでも利己的ながら恩恵があり、ところが共産党だけ無く、組織の都合で個を圧殺することを正当化するために社会の為だと冷酷に言い放ちます。
これを自ら省みないと衰退するだけです。なのに、保守の腐敗への批判で票が回ってきただけのことを、支持だと錯覚しています。
by ruhiginoue | 2015-12-01 17:50 | 政治 | Comments(2)