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by ruhiginoue

「此木以不材得終其天年」の意味は

 高校でやる漢文に出てくる「此木以不材得終其天年」は、書き下し文にすると「この木不材なるを以て其の天年を終ふるを得たり」で、現代語訳すると「この木は材木にならないので寿命を全うすることができる」となる。

 続いて、鳴く鳥と鳴かない鳥とでは、どちらかを殺すとしたら鳴かない鳥の方だと説くが、これを聞いた人は、役に立つものと役立たずと、いったいどっちを生かすべきなんだという疑問を呈する。そういう話だ。

 これについてはいろいろな解釈とか説があるけれど、高校の授業に出てきた時、「真っ直ぐでない木は材木にならないけれど、そのおかげで伐られずにすむ。だから人間も、素直であることは良いことのように言われているけれど、実は命とりになるぞ」という戒めだろうと思った。従順でないため就職できなくても過労死しないし、軍隊でも戦死しない。
 なるほどなあと感心していた。

 ところが、教師から怒られてしまった。そんな斜めから見るような発想をしてはいけないと言う。しかし、そうでなければ哲学として語る意味がないし、読んで解釈する面白さがなくなってしまう。
 これは一例で、そんな面白くないどころか面白さを抑圧される授業だから、退屈を通り越して苦痛だった。それなら、とにかく返り点と置き字と再読文字というように受験に特化してくれたほうがまだいいのだが、それはしないで薄く表面の字面をなぞる話を、訓話めいた調子で説かれてしまう。

 それでも、授業がつまらないだけなら我慢すればいいが、この教師は担任でもあり、生き方についてまで、言いなりの流されっぱなしであれという考えを押しつけられるから、これだけでもノイローゼになりそうだった。

 しかし、同じ組だった同級生はこう言う。
 「あの先生には感謝しなければいけないんだ。そうしたご指導があったお陰様で、今こうして可もなく不可もなく平凡で幸せな人生を送っているのだから」
 「人生いろいろ」ってことだろう。

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Commented by ケーキイーター at 2015-12-03 20:46 x
 漢文の授業は学生時代は苦手だったかな…。決して「嫌い」じゃないんだけど。人によって解釈違ってていいんじゃんか~。という私なりの結論。ちょんちょん。
Commented by ケーキイーター at 2015-12-03 21:25 x
 待てよ…。大学入試用の模範解答ってものがあるんだけっけ。
Commented by 次郎くん at 2015-12-04 00:52 x
模範囚解答しか言えないキョーシが多過ぎます。この気付きも最初の「発見者」はタモリであってツービートではないかもですね。
それにしてもデストピ屋であることでこそが家畜の安寧に浸れる連中が多過ぎます。本物の高徳の人々と交わる苦労を嫌う人々(ムムム)も多過ぎます。

仙台在住の有名医師だった橋本敬三方式を実践してる知人は案外多いので、野党系の改革詐欺にかからないためには「これでいいのだ」かも知れませんが、
イルミナティが造り出したニセの救世主で、百害あって一利なしの水銀を薬剤だと思い込んでいた、カストロやゲバラの様な商売上手なヤブ医者を本気で名医と思い込んで「自称革命家ホルホル」連中がのさばっていた20世紀後半の似非インテリどもの姿を見物していたイルミナティのラスボスどもにとりましては「笑いが止まらない時代」だったことでありましょう。(一度も平安な精神状態とは言っていないことにご注意下さいまし)
Commented by 次郎くん at 2015-12-04 00:55 x
「中国医学(東洋医学)の権威どもは脳味噌筋肉だった」の漢文はどう記述するのか、出来る人がおられたら凄いですよね。
Commented by 次郎くん at 2015-12-04 11:11 x
情報源は「口の中に潜む恐怖」という本です。実体験は2003年2月でこれを、ゲバラの娘であるキューバのアレイダコーセーデージンのマブダチである笠陽一郎先生や片山富子先生に穏やかに報告したところ、いきなりまたまた何度目かの逆ギレをされて「人間にとって大切なのは心なんだ、たかがそんな物質ごときで人間の精神が左右されるなどというトンデモ本を宣伝するのは辞めてくれないか」と、下手糞なカンネン論とも下手糞なスコラテツガクともつかない反知性主義な戯言ばかり聞かされた嫌な思い出しかありません。

あの連中が過去の失敗を修正するのは、2013年の夏以降のことであり、相変わらず精神分裂病と躁病感覚での「世直し運動」をするように「上から目線」で留守電に三度吹き込まれましたが、もちろん即刻消去してやりました。今度も懲りずに頭蓋(とうがい)仙骨療法に関しましては「お金がかかり過ぎる、貧乏人の味方じゃない」と決めつけての全面無効化否定ですから。
Commented by ruhiginoue at 2015-12-04 22:09
入試の場合、模範解答というより、文法をキチンと押さえているかを問われるはずです。
Commented by ケーキイーター at 2015-12-06 22:25 x
 どうやら同性愛の話と、男同士の友情の話らしい。が、BC級戦犯は真っ先に処刑されてしまって、割が合わない。そういう話でもある。

 今のは映画の「戦メリ」の私なりの解釈でした。
Commented by ruhiginoue at 2015-12-09 12:45
「戦メリ」の原作「影の獄屋にて」はユング心理学から来ている言葉で、意識していない自分を他人に見出し。嫌ったり好いたりするわけですが、それが同性愛に転化するのではないかとも。
こちらはエントリ違いの気も?
Commented by ケーキイーター at 2015-12-09 20:01 x
 エントリ違いではないつもり。漢文に限らず、詩を読んで解釈が違う。同じ映画を観て、人によってもやはり解釈が違う。ということを言いたかっただけなのさ。
Commented by ruhiginoue at 2015-12-09 22:08
そういう意味ですか。
後から話題に出したので、そちらのからみかな?と一瞬思ったのです。
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by ruhiginoue | 2015-12-02 17:52 | 文学 | Comments(10)