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by ruhiginoue

アウンサンスーチーを美化するNHKの昔からの偏向

 NHKのニュースは、ミャンマーのアウンサンスーチー女史を「民主化運動の指導者」と呼んできた。これが論説の中で評価的な呼称であることを明らかにしてのことならともかく、報道の中で客観的な肩書としていた。
 これが不当であることは、まず「民主化運動の指導者」という肩書が存在しないことからだけでも明らかである。客観的に呼ぶなら、政府に反抗して軟禁されるなどしていた当時は「反体制活動家」であり、その後は「野党の代表者」である。
 これを日本に当て嵌めたら、例えば逮捕されている重信房子のような人はもちろんのこと、民主党なり共産党なり野党の代表であっても、それを「日本の民主化運動の指導者」と外国メディアが報道したら、日本政府は不当だと受け取るだろうし、場合によっては批判したり抗議したりするだろう。

 このような偏向報道をNHKがするのは、アウンサンスーチー女史がアメリカの傀儡だからだ。その父親はイギリスの傀儡だった。だから彼女はオルブライト長官の指示に従い、資金提供も受けてきたことは、日本の外交官も証言している。このことは先述したとおり。
 もともとNHKは、日本政府の言いなり放送をしてきたので、日本政府が追従しているアメリカの傀儡を応援する。これは当然のことだ。
 この良い例が、ベトナム戦争の報道であった。

 アメリカの傀儡政権と闘う「南ベトナム解放民族戦線」を、敵対するアメリカはベトナムの共産ゲリラという意味で「ベトコン」と呼んでいた。これは蔑称であるし、正式名称でもその略称でもない。だから、客観的に報道するなら使うべきではない、ということで、最初はどのマスコミも使っていたが、次第に使用しなくなった。
 ところがNHKだけは報道で使用し続けた。その一方は「米軍」「政府軍」と正式名称で呼んでいた。さらに、アメリカが後ろ盾となる政権が倒れ、取って代わった臨時政府が樹立すると、NHKから外国語放送を頼まれていたベトナム語に詳しい大学教授が「臨時政府」をベトナム語に訳して放送していたら、これを知ったNHKの担当者が、そう呼ぶなと言い出し、なぜなら日本政府がアメリカを気にして認めていないからで、この意思に従うのが「日本人の良識」であるとのたまうから、その大学教授は驚き呆れてしまったという。

 このように、NHKは昔から客観的とか中立公正と標榜しておいて、実は政府の意向に合わせて偏った報道をしていた。こんな「公共」放送に、素直に受信料を払うなんて愚かだと思うが、それでも好きな人は喜んで払うだろうから、そういう人たちから三人前くらいの受信料をとればいいのである。
 

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by ruhiginoue | 2015-12-12 17:29 | 国際