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by ruhiginoue

夫婦別姓の判決について

 夫婦別姓の問題について、同姓の強要は違憲ではないかという訴えに、そうではないという判決が、またあった。
 これは、同姓の強制が良いことだと積極的にいうのではなく、そうしたくないならそうできる制度を作ってもよいが、作られていないことは悪いと判決するわけにはいかない、ということにすぎない。

 では、どうして制度ができないのかというと、反対する人たちがいるからで、よく、夫婦別姓を認めると家族制度が崩壊するという人がいるけれど、これに根拠がないことは昔から指摘されている。
 また滑稽な主張をするひょうきん者もいる。

 例えば、祖先は皇族だと名乗る竹田恒泰というタレント批評家(当人は学者と思っているらしい)は、女性は名字が変ったことを照れながら言うことで結婚した幸せを感じるものだと言う。男のくせに今時こんなことを語って自分で気恥ずかしくないのだろうか。

 では、姓のない皇室に嫁いだ女性は幸せではないのか。政略結婚で朝鮮に嫁がされた李方子は幸せなのだろうか。
 かつて、自分の姓から「熊沢天皇」と自称し、南朝の血を引く自分こそ政党たと騒動を起こした人がいるけれど、それなら姓があったほうが便利だ。そのうち「竹田天皇」を名乗って「我こそは正統」と言い出すかもしれない。

 だいたい、別姓に反対している人たちの本音は、法律の規定を利用して姓を変え、実家の呪縛から逃れたいということではないのか。逆に賛成の人たちは、結婚した先に組み込まれるのが嫌だということではないのか。

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by ruhiginoue | 2015-12-31 17:35 | 司法