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by ruhiginoue

野党が共闘しても政権交代しても無駄

 自民党が政権に返ることができたのは、小選挙区制のためだと指摘されている。自民党の支持が盛り返したのではなく、得票以上の議席を獲得できる選挙区制だからだ。
 それで、政権交代のために小選挙区制に変えるとよいと言っていた田原総一朗や久米宏などのマスコミ人やタレント学者の山口二郎が反省している。
 しかし、予想できないことではなく、もともと問題が指摘されていた制度であるのだから、反省が本心かは疑問だ。ほんとうに問題に気づかなかった「善意」なら、かなりの間抜けである。
 また、政権交代のつもりが失敗した小沢一郎が、共産党とも話し合っている。自分の関与した小選挙区制のために苦労し、かつては排除した共産党とも協力を模索している。共産党の側からすると、余計な苦労をさせられているということになる。

 これは実に無様であるが、しかし過去の失敗について先に控えていることで対策を講じないわけにはいかない。そうなると、失敗の原因を分析しなければならないが、それでまず考えないといけないことは、いちおう政権交代はしたのに、なぜ揺り戻しとなってしまったか、である。
 その支持が回復していないことから、やはり自民党が良いと思った人が多かったとは言えないし、そのうえ自民党は、無茶な経済政策をしたり、大手マスコミに統制を仕掛けたり、国民の自由を奪う法律を作ったり、権力を維持するために強引であるから、自信があるとはいえない態度だ。
 つまり、むしろ、民主党が政権に就いたが期待はずれで落胆してしまい投票しなくなった人が多い、ということだろう。だから、批判票が入って共産党は躍進した。これはよく言われることだ。

 では、期待外れで落胆したのはなぜか。それは、政権交代しても変わらなかったためだ。ただ、変えようとしなかったなら変えるように国民が押せばよいが、そうではなく、変えようとしたらアメリカが駄目だと言ったのだ。沖縄の米軍基地がそうだし、原発にしても、最初は菅総理が東工大卒とか言って輸出のセールスをしていたが、事故を受けて脱原発に方針を変えようとしたところ、その閣議決定する日程も決まっていたのに、日本だけで勝手に原発をやめてはいけないとしてアメリカに中止させられた。
 
 これで国民は失望したのだ。どの政党が政権についても、日本を従属国と扱っているアメリカは、傀儡政権しか認めない。この調子では、もしも共産党が政権に就いても、党内で転びそうな奴を捉まえて祭り上げ「首のすげ替え」をするだろうし、それもできなければ軍事クーデーターだろう。そのさい暴力や虐殺があっても、マスメディアが「民主化」と言いくるめるだろう。リビアやシリアやミャンマーで一目瞭然。

 それで国民が「自主規制」してしまい、野党が協力しても自民党が負けることは見込めないし、仮に政権交代しても政策を変えられない。問題は安倍総理でも自民党でもなくアメリカであり、それを動かしている国際資本である。これと戦うことを考えずに野党の協力とか言っても意味がない。肝要なのはアメリカとの闘いである。


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Commented by Neutralizer at 2016-01-04 19:37 x
 我が国がアメリカの属国であるということを改めて思い知らされました。あの石原慎太郎でさえ、子供の頃に米兵に侮辱させられた経験から『NOと言えない日本』を書きましたけど、いつの間にか右傾化してしまっているんですよね。彼もまたアメリカに屈したのではないでしょうか。それにしても我が国の外交力は全くと言っていいほどありませんね。
Commented by ruhiginoue at 2016-01-04 20:53
海外メディアでは、石原慎太郎の反米ナショナリズムなんて売名のためだけだったから、都知事になれたら後は知らないという態度だという評価ですね。
Commented by 次郎くん at 2016-01-06 08:14 x
日本がアメリカの属国と決めつけられるのであれば、
アメリカ式英語をマトモに喋れる日本人は人口の1%にも満たないのはなぜですか?また外国語の授業も、敗戦後から第一外国語とされたのはイギリス式であり、敗戦後70年経過しても変わってません。日本国内でアメリカ語を学ぼうと思ったら駅前留学ではダメで、ドイツ語やフランス語はもちろんのこと、ハングル語や広東語のほうが遥に環境が整いやすいのはなぜですか?

沖縄の米軍基地に関しては、アメリカさんは出て行きたがったのに、外務官僚が大金を積んで引き留めた外交文書も残されています。

もしも恐らく日本人がアメリカさんの属国でいたいという考えの人々が多いというのであれば、現実問題として、アメリカ本土から派遣されてきたエージェントの人々が、命令と訓令を出すのも日本語、そして日本語力全体で普通の日本人はもちろんのことインテリ階級の日本人よりも、現代文にも古典にも歴史にも精通しているからこそ、日本文化の視点から俯瞰して「精神的にも敵わない存在」であるからこその諦めではないでしょうか!
Commented by 次郎くん at 2016-01-06 08:21 x
管理人先生を侮辱する訳ではありませんが、一遍上人や道元禅師に関しましては、いえ鎌倉仏教全体について管理人先生よりもアメリカ人のインテリ階級のほうが熟知しておりますね。また井筒俊彦さんクラスの知性と行動力の持ち主もまたアメリカ本土に行けば、「ハクジンのインテリ」や「コクジンの修羅場をくぐった人々」の間ではゴロゴロ存在しておりますからね。これでは属国の安寧に浸りたい日本人だらけになるのもむべなるかな、です。
Commented by ruhiginoue at 2016-01-06 16:47
皇室は、昔から米国ではなく英国に親近感を持ち模倣していましたが、自衛隊ではアメリカに合わせて英国を使用することになってきました。
完全に一元化してはいないでしょう。
また、アメリカにも勢力争いがあり、何処が優勢かで日本の対応も影響を受けていました。
そうした背景があるはずです。
Commented by 次郎くん at 2016-01-06 19:02 x
それと忘れてはいけない事ですが、実は天才だった大正天皇時代から天皇自身から申し出て、ローマ教皇かつ年長の存在に対して高弟認可された事実が三代続いていることも忘れてはなりませんね。
大正天皇はピウス11世の弟子、昭和天皇はピウス12世の弟子かつチャップリンの弟弟子、今上天皇はヨハネパウロ二世の弟子であります。
by ruhiginoue | 2016-01-04 07:28 | 政治 | Comments(6)